ALLアプローチ協会 山口です。
本日も理学療法士、柔道整復師さんなどに向けて
「キネシオロジーテスト(筋肉反射テスト)」
というテーマで書かせて頂きます。
皆さんは、どこまでキネシオロジーを利用していますか?
筋肉反射テストは、評価に必要不可欠な要素なのでぜひ学んで頂けると幸いです。
【キネシオロジーとは?】
キネシオロジーは、人間の体や動きを観察する学問です。
ギリシャ語のキネシス(動き)とロゴス(学問)が語源です。
日本語だと、「人間運動学」や「人間行動学」などに訳されています。
キネシオロジーには、「筋肉反射テスト」という評価方法があり、潜在意識を評価するテストがあります。
心身に良い物や真実に対して、私達の筋肉は強い状態となり、心身にとって害であるものや虚偽に対して、筋肉が弱い状態となります。
このような筋肉の性質を利用して「潜在意識は何を感じているのか」という情報を拾えることができます。
【潜在意識について】
まず、意識は、潜在意識と顕在意識があります。
心理学では、顕在意識が5%で潜在意識が95%と言われています。
潜在意識には、様々な情報が入っています。
過去の経験や病気の原因、潜在能力、トラウマ、自分の生き方など、顕在意識に比べ多くの情報があります。
通常の臨床では、顕在意識で問診、視診・動診・触診などで評価をすると思いますが、
筋肉反射テストでは、筋肉の特性を利用して潜在意識の情報を得て評価していきます。
【簡単なキネシオロジーテスト】
この方法は、簡単すぎて軽くしかセミナーでも紹介していませんが、一番分かりやすい方法だと思います。
筋力検査のように腕を前(手のひらが下)に30〜40°くらいだして、セラピストがわが手首を軽く握り圧をかける。
圧に対して、腕が下がり始めるかどうかで判断していきます。
例えば、食べ物や人間関係、嫌いな物などをイメージしてもらい、腕に対して軽く圧をかける。
圧に対して、腕がキープできたら問題なし。腕が下がってしまったら、体に合わなかったり嫌いなものや思い出があり身体にストレスがかかってしまうということが分かります。
このように、筋肉の出力で問題点などを評価することができます。
これで、自分の体質に合った食材やシャンプー、体の問題点などを相手の潜在意識から評価することが可能です。
(テストのポイント)
①優しく圧をかける
②毎回同じ圧をかける
③互いにリラックスして呼吸を止めないようにする
④無心で押す
(テストが上手くいかない時の対処法)
テストしたけど、「違いが出ない」、「同じ質問をしているのに答えが変わってしまう」などの問題がある場合は、筋肉の反射に問題があるため3つの対処を実践してみましょう。
①水分チェック
筋肉は、脳から電気信号で反応しています。
脳を働かせるためには、酸素を運ぶ血液が必要なため水分摂取量に問題があると、血流循環に問題が起きてしまうため、水分をしっかり摂れてるか確認しましょう。
一度に大量の水分を摂ってしまうと、身体に負荷がかかってしまうため、こまめに水分摂取をしておきましょう。
また、ミネラルでも筋細胞や神経細胞に働きかけるため必要となります。
②任脈エネルギーチェック
任脈のエネルギー循環に問題があると、筋反射が上手く行えません。
そのため、任脈のエネルギーを流すテクニックをした後に実践するのが良いと思います。
やり方は、任脈のラインに沿ってなぞるようにエネルギーを手で流していくだけです。(イメージ重要)
※最後は、任脈の流れに沿ってエネルギーを流して終わりです。
任脈は、大脳新皮質にも関連しており、脳の調整にも関わってきます。
③ブロッキングチェック
筋肉が常に緊張状態になっていたり、呼吸を止めやすかったり、心理的に緊張していたり、
ストレス過多だと相手の腕がガッチリ固まって微動だにしない状態のことを「ブロッキング」と言います。
このような状態になっている場合は、
水分やエネルギーの後に「等尺性収縮」を入れて
筋肉をリラックスさせるのが一番「ブロッキング」を解除しやすいかと思います。
キネシオロジーはマスターコースで解説しておりますので、習得したい方はぜひお待ちしております。
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂き誠に有難うございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也