その他

【視力整体】視力を上げるアプローチやセルフメンテナンスについて

こんにちは

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。

本日は、「視力整体・視力を上げるアプローチ」というテーマでお伝えしていきます。

皆さんは、視力を上げるアプローチってどこまで行えていますか?

視力を上げるには、様々なテクニックが必要となりますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

【視力について】

眼精疲労は目を使いすぎた時に起こりやすく特にパソコン作業が多い方にみられます。

パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトは波長が短く強いエネルギーを持つため、角膜や水晶体の表面で吸収されず、深部の網膜に届きます。

そのため目には刺激が強く長い間見ていると目の疲れを感じてくるのです。

【視力の仕組み】

目に入ってきた光は、まず水晶体というレンズで屈折し、網膜(もうまく)の上で焦点を合わせて像を作ります。網膜の表面にうまく焦点を合わせるには光の屈折を調節しなければなりません。カメラでいえば、ピント合わせの作業です。

これを眼のなかでは、レンズである水晶体と、それを動かす筋肉毛様体筋(もうようたいきん)が担っています。
水晶体には弾性があり、毛様体筋の働きによって厚みを変えます。

近くのものを見るとき、毛様体筋が収縮することで水晶体は厚くなり、光の屈折が強まります。逆に遠くのものを見るときは、毛様体筋が緩み水晶体は薄くなります。

このように人は、水晶体の厚みを変えることで遠・近のピントを合わせています。

この調節がスムーズに行うことができていれば、外から入ってきた光の情報が網膜の上で像となり、ぼやけたりブレたりせずに正しく見えます。

これを「正視(せいし)」といいます。

目に入ってきた光が水晶体で屈折し、網膜の上で焦点を合わせる。
この『焦点』の場所がポイントで、何らかの理由により、網膜より前で焦点を結んでしまっている状態を近視といい、網膜より後ろで結んでしまっている状態を遠視といいます。

ではなぜ、網膜の上ではなく、その前や後ろで焦点が結ばれてしまうのか。

◆水晶体(レンズ)を薄くできない…【屈折性近視】

近くのものを長く見続けていると、毛様体筋は長時間の緊張のために、疲れて動きが悪くなってしまい、水晶体を薄くする働きも鈍ってきます。

こうなると、ピントが近くに固定されたままになってしまい、一時的に遠くが見えにくくなります。

そしてさらに、毛様体筋の緊張が継続されると、水晶体を薄くできないことが常態化し、「屈折性近視」(調節緊張)へと進行します。

屈折性近視では、水晶体が厚いままなので、遠くからの光も近くからの光と同じように強く屈折されて、網膜より手前で焦点を結んでしまいます。
近視になると遠くのものがぼやけて見えるのはこのようなことが起こっているためです。

◆眼球が長くなる…【軸性近視】

近視にはもうひとつ「軸性近視」というものがあります。
眼球の奥行(眼軸長)が伸びてラグビーボールのような楕円形になってしまう近視です。
軸性近視は、屈折性近視を放置して重度化させた末に発生します。

緊張の続く毛様体筋などに血行不良が起こり、また正視眼の状態より眼球運動が著しく減少したために、眼球を支える外眼筋の力が弱まって、その結果、眼球が薄く伸びてしまうのです。

こうなると、網膜が引っ張られる状態になるため、網膜剥離を起こす危険性も出てきます。

【視力低下で起こる症状】

視力低下した際に呼ばれるのが「近視」「遠視」「乱視」「老眼」という症状があります。

「近視」…近くは見えますが、遠くはぼやけて見えます。

「遠視」…近くも遠くもぼやけて見えてしまいます。

「乱視」…目の縦と横の屈折度が異なるため、焦点が合わなくなります。

「老眼」…近くが見えにくくなり、近くの文字を読むなど困難になります。

【症状毎の主な原因】

「近視」…毛様体筋肉に老廃物が溜まり、毛様体筋が伸びきることができない。(筋が縮んだまま)

「遠視」…毛様体筋の筋力低下や筋収縮に必要なカルシウム不足などにより収縮ができない。(筋が縮めない)
どちらも血行不良によって筋肉に影響を与えています。

※乱視や近視が進行すると焦点が合わなくなり目を細めたりして無理やり焦点を合わせようとします。その事で目の周りの筋肉やその筋肉を支配している神経の疲労が強くなり目の疲れとして感じるようになります。

「乱視」…角膜のバランスの比が崩れることで起きますが、首筋に繋がっている縦横の筋肉が緊張して起こっています。

「老眼」…水晶体の弾性が低下し、調整力が低下して起きます。これは血行不良により老廃物の排出がうまくできていないためです。

「白内障」…水晶体が混濁しており、原因となる老廃物の排出がうまくいかないのは血行不良のためです。

「緑内障」…眼房水の代謝が悪く、圧力が上がるために起きます。視神経に圧がかかることにより、視力に問題が起こる。

「ドライアイ」・・ドライアイはパソコンなどで集中して同じ画面を凝視することによって、瞬きの回数が減り目が乾く現象の事を言います。涙には細菌から目を守る働きや、角膜に栄養を補給する働きがあります。ドライアイでは涙の分泌が少なくなるため栄養循環が悪くなる事で眼精疲労を起こす事があります。

以上のように筋力の低下、混濁、圧力の上昇、機能の低下の原因は血行不良によって起こっているのです。


※「目の老化」:角膜や水晶体、黄斑変性などに関しても整体で視力アップするのが難しいと言われている。

【ストレスと視力の関係】

精神的にストレスを慢性的に感じていると自律神経に負担がかかります。

自律神経は、涙の分泌をコントロールして目の潤いを保っています。

自律神経がストレスにより負担を受け働きに異常が起きると涙が十分に分泌されなくなり目の疲れが強くなってしまいます。

【視力低下に必要なアプローチ】

①頸部・血管のアプローチ

視力低下の原因とは、眼球と眼球周辺の筋肉の緊張や、筋肉が正常に機能しないことが原因です。

そしてその原因は、首の筋肉が硬いことで頭部に行く血管を圧迫して眼球周辺への血行不良を起こしているためです。 

頚椎や後頭下筋群などのアプローチが必要となる。

②実際に緑内障症の方がいて、背骨の調整のみのアプローチで眼圧が下がり症状変化があった報告もある。

特に後頭部の筋肉が緊張すると眼圧に影響を及ぼすと言われています。

頸椎がずれてしまうと視神経が圧迫され、やはりこれもまた眼精疲労や視力低下の原因の1つとなる。

さらに脊柱に問題があると脳が過剰に興奮してしまい、これがストレスが強くなるので調整をして体のストレスが低い状態を維持することで眼精疲労にアプローチをします。

③脳脊髄液系の調整が重要。

1次呼吸に問題があると、結果的に脳脊髄液の循環が低下するので頭に脳脊髄液が溜って、脳圧が高くなり慢性的に血圧や眼圧が高くなり易くなります。

脳脊髄液を流すためには、蝶形骨〜尾骨までのアプローチが重要となってきます。

※蝶形骨と尾骨は、「ロベットブラザーの法則」で関連が深くどちらのアプローチも重要。

④脳幹アプローチ

脳の一部である脳幹という部分に対して、間接的に刺激を入れる事によって神経系の正常化をはかり脳のストレスを減らすことで涙を分泌させる自律神経の働きを整えて眼精疲労に対してアプローチを行うことも可能です。

⑤蝶形骨アプローチ・自律神経の調和

近視の原因となる毛様体筋(もうようたいきん)の緊張を和らげ、スムーズに働けるようにしたり、蝶形骨(ちょうけいこつ)という眼球の裏側にある骨の歪みを調整することでラグビーボールのように奥行が伸びてしまった眼球を正常な状態に戻すようアプローチすることができます。

自律神経のバランスが崩れてしまうと、毛様体筋に正確な司令を出すことができず、水晶体をうまく調節できなくなってしまい、視力低下が起きてしまいます。

この自律神経を正常な状態に戻し、毛様体筋の働きをスムーズにすることで、屈曲性近視を改善します。

眼球の奥行(眼軸長)が伸びてラグビーボールのような楕円形になってしまう軸性近視の場合は、蝶形骨(ちょうけいこつ)という眼球の裏側にある骨の歪みを調整します。
この蝶形骨、眼とは密接な関係にあるんです。

蝶形骨の写真3
蝶形骨にある孔(くぼみ・穴)には大切な役割があります。
眼球を動かす筋肉である外眼筋(がいがんきん)はこの穴から始まっているし、視力に関係がある大切な神経もすべてこの穴を通っています。
つまり、蝶形骨が歪むと、これらの筋肉や神経の通り道も歪んでしまうということ。

この歪みにより眼球を包み込むように配置されている外眼筋のバランスが崩れ、結果眼球を締め付けけてしまいます。これが眼軸長の伸長を生み、軸性近視となってしまうのです。

施術で蝶形骨の歪みを正しい位置に戻すことで、硬膜の歪みや眼まわりの筋肉や視神経のバランスが正常に働くことができ、視力回復が期待できます。

また、この蝶形骨は、脳や脊髄を包む「硬膜」という膜と繋がっています。この硬膜は体の中心にあり、人の体の土台にもなっている重要な組織です。
もし眼と深い関係の蝶形骨が歪んでいると、硬膜まで歪んでしまいます。

 硬膜の歪みは脳の血行不良につながって、自律神経の働きにも悪い影響を与えます。
近視の治療はこの自律神経と切っても切れない関係なんですね。

⑥肝臓などの循環アプローチ

肝臓は、東洋医学的にも目に関係しますが、肝臓の疲労により、視力に影響が出ることがあります。

オステオパシーでも目と肝臓の関係に着目しています。

西洋医学的にそのつながりははっきりしていませんが、実際に肝臓の施術をするとほとんどの方が視力に変化が出ます。

おそらく、肝臓には造血作用もあり、肝臓の治療により血流が増加するためだと思われます。

【実際の研究データ】

実際に大学の研究でも気功で視力が上がるというデータがあります。

内部を通して目に送る施術と目の上から直接エネルギーを送る施術を2つ実施し

0,1~0,3視力がアップし、約7割の人が「問題あり→正常」レベルまで回復することが分かっています。

【視力セルフメンテナンス】

【マスターコースの視力アップ】

マスターコースの視力アップでは、視力に関連する組織を筋肉反射テスト(潜在意識)で評価し、1つ1つにアプローチを実施していきます。

①構造(水晶体・前暖房・後暖房・硝子体・網動脈、静脈・中心窩・網膜・毛様体)

※前か後か?

②神経(視神経・Ⅲ:動眼神経、Ⅳ:滑車神経、Ⅵ:外転神経)

③血管(網動脈・網静脈)

④筋肉(上眼瞼挙筋・6つの外眼筋)

⑤骨格(頭蓋骨)

⑥脳(視床・大脳皮質)

⑦内臓(肝臓・脾臓・腎臓・肺・心臓)

※その他の全身や生活環境(電磁波・水分栄養)の評価も必要

◆マスターコースの詳細↓

本日の記事は以上となります。

最後までお読み頂き誠に有難うございました。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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