頭痛に対する基礎・基本と筋膜・内臓・頭蓋仙骨療法
from 山口拓也
整体院 デスクより
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
本日は意欲の高いセラピストに向けて
「頭痛に対する基礎・基本と筋膜・内臓・頭蓋仙骨療法」
というテーマでお話をさせて頂きます。
今回は頭痛に対するアプローチですね。
何度かご紹介しているケースですが、忘れてしまった人や他の視点から勉強したい人など
様々だと思いますので、再度お伝えしていきますね。
【頭痛の基礎・基本】
頭痛は、非常に多くの原因を持つ症状です。
頭痛を引き起こす原因としては、
・ストレス
・筋緊張
・化学的不均衡
・無呼吸症候群
・栄養不足
・薬の副作用
・血管の機能不全
・副鼻腔炎
などなど様々な影響があります。
ここで覚えて欲しいのは、頭痛には2種類のタイプがある事です。
①血管性頭痛
血圧の上昇によって起こり、頭の内側からズキズキする痛みを伴う。
片頭痛とよく言いますが、血管性頭痛の一種でしかありません。
②緊張性頭痛
軟部組織の短縮によって起こり、筋収縮性頭痛とも呼ばれるが、あとで学ぶように、
頭痛は単なる筋肉の問題ではなく、もっと複雑なものである。
このタイプの頭痛は、頭の外側をぎゅっと締め付けられたような痛みを伴う。
上記2つが大まかな頭痛のタイプです。
脳には感覚神経はありません。
では、なぜ頭痛が起こるのか?
脳の近傍組織や、首、肩、頭皮の筋などの痛みと考えられています。
頭痛の痛みは、感覚神経、血管、髄膜、筋腱骨複合体などが圧迫されて生じる。
ということは、頭痛は上記の問題のどれかを特定して圧迫を改善するアプローチすることで
頭痛が改善するってことですね。
そして、圧迫の原因も大きく分けて2つあります。
それは、血圧の上昇と軟部組織の短縮のこの2パターンによります。
では、具体的にどのようなアプローチをしていくのか?
①血圧の上昇である場合は、自律神経の問題であるため
内臓治療と頭蓋仙骨療法を中心とします。
では、血圧の上昇という点で重要な内臓治療は
・心臓
・肝臓
・腎臓
が主にアプローチすべき点です。
高血圧のアプローチすべき内臓治療と一緒ですね。
そして、あともう一つアプローチして欲しい内臓治療は「腸」のアプローチです。
排泄障害→自律神経の乱れ→頭痛のパターンもありますので、ぜひ頭に入れておいて下さい。
また、頭蓋仙骨療法ですが、正直全てアプローチして欲しいといいたいのですが
側頭骨と蝶形骨へのアプローチが、もっとも頭痛改善につながりやすいです。
内臓との関連もありますし↓
(側頭骨→腎臓との関連 蝶形骨→心臓との関連)
血管を圧迫するという意味では、側頭骨と蝶形骨が重要です。
では、軟部組織の短縮が圧迫の原因となっている場合は
もちろん筋筋膜の調整が重要となってきますよね。
では、どんなアプローチが必要なのか?
以前も何度かあげていますが再度書かせて頂きますね。
【軟部組織アプローチ】
①咬筋
②側頭筋
③後頭下筋
④胸鎖乳突筋
⑤僧帽筋・板状筋・肩甲胸郭関節
以上が私のオススメするもっとも
頭痛に効く軟部組織アプローチです。
ぜひ、頭痛に対してのアプローチを
習得していただけると嬉しいと思っております^ ^
筋膜セミナーや内臓治療のセミナーも数多くやってますので、
ぜひ参加していただければと思います。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也