頭痛アプローチ

【頭寒足熱】自然治癒力アップのための筋膜・内臓・頭蓋・経絡アプローチ

from 山口拓也

整体院 デスクより

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!

本日は、
「自然治癒力を上げる頭寒足熱にするためのアプローチ」
というテーマでお話をさせて頂きます。

皆さんは、日々患者様の自然治癒力を

上げるアプローチを行なっていますでしょうか?



内臓治療や頭蓋仙骨療法の大きな目的の1つとしては、自然治癒力の向上というのがあります。


患者様の自然治癒力をどれほど上げられるかが、症状を改善するためのポイントですよね。

では、自然治癒力を上げる指標の1つとして「頭寒足熱」という言葉があります‼︎

頭寒足熱って言葉を知っていますか?

皆さん、自分たちのおでこや患者様のおでこなどを触ると熱がこもっていませんか?

頭寒足熱という言葉を知らない人は、ぜひ今自分のおでこを触ってみてください。

熱がこもっていませんか?

治療した際にも頭寒足熱になっているか?が

治療アプローチが正しく行われている証拠ですし自然治癒力が上がっているか?

などの指標になるのでぜひ参考にして頂ければと思います。


【そもそも頭寒足熱って何?】

頭寒足熱とは、言葉の通りで頭が冷えていて、足が熱い状態の事を指しています。

この状態が健康的であり、自然治癒力が高い状態と言われています。

普通の人は、上半身の体温が高くて下半身が低いため

この差を極力小さくするというのが、治療アプローチになりますね。

東洋医学の世界では、多くの病気は

「頭熱足寒」から生じると言われています。

「冷えのぼせ」という表現されることもありますね。


上半身、とくに頭部がうっ血して紅潮し、のぼせ感があります。


反対に、下半身は虚血の状態で

特に末端は冷え切った状態ですね。



よく生活習慣では運動やお風呂に入る、ふくらはぎのマッサージ、

肩甲骨を動かす、食べ過ぎない、下半身を温めるなどが良いと言われていますよね。

では、私たちの治療アプローチでは

どのように頭寒足熱にしていくのでしょうか?

1つずつ紹介していきますね。

【頭寒足熱に対する治療アプローチ】

頭寒足熱に対してのアプローチとして有効なのは、頭蓋仙骨療法です。

頭部のうっ血や脳脊髄液の貯留を改善し

仙骨まで脳脊髄液を流すことで、頭部の熱のこもりを改善しつつ深部体温を上げて

自然治癒力を向上させることができます。

(頭蓋仙骨療法→深部体温向上→代謝酵素アップ→ホメオスタシス向上・自然治癒力向上)

頭蓋仙骨療法としてのアプローチで、頭蓋骨全体をアプローチして欲しいのですが、

重要なのは頭蓋仙骨リズムをしっかり引き出す事で後頭骨と蝶形骨をいかにリリースできるか?が

重要となってきます‼︎



頭蓋〜仙骨までの脳脊髄液の循環を改善するために

脊柱や仙骨までしっかりアプローチをしていきましょう。


2つ目の頭寒足熱に対してのオススメアプローチは、内臓治療です‼︎

内臓も頭寒足熱との関係性は深いです‼︎


まず、内臓の機能が下がっていると免疫系が落ちて深部体温が下がってしまいます。


そのため、下半身の冷えを促進してしまうことは当たり前ですね‼︎


他にも消化器系の機能が下がると

消化吸収をするために血液が内臓に集中してしまい

下半身に行く血流量が低下してしまいます‼︎


そのため、内臓治療をする際は

体温に関与する肝臓や脾臓治療も重要ですし

循環に関与する心臓や消化器系である小腸、大腸へのアプローチも重要です‼︎


内臓治療をすると頭蓋の動きも良くなりますから

どちらのアプローチも重要となってきます‼︎

3つ目のアプローチは、筋膜・骨格・経絡アプローチです。

全て重要なので、同時にアプローチしても良いかもしれませんね。

骨格・筋膜で言えば、骨盤周囲(仙腸関節や大腰筋など)のアプローチをしないと

下半身の血流低下につながりますし、肩甲帯周囲のアプローチも行わないと

頭部のうっ血を促進してしまいます。

骨盤・肩甲骨の中枢部のアプローチは必須ですね‼︎


あとは、頭蓋周囲の筋肉である側頭筋や後頭筋・胸鎖乳突筋なども重要です。


上位の筋肉は、頭蓋の動き(1次呼吸・頭蓋仙骨リズム)を

制限してしまうのはもちろん、頭部の血流もうっ血させてしまいます。



他にも、側頭筋などの場所は、経絡でいう胆経の場所でもあり

経絡の流れが悪くなる場所でもあります‼︎

側頭筋治療の際は、経絡も踏まえてアプローチすると

経絡治療にもなるのでオススメですよ‼︎

以上が、自然治癒力を上げるための頭寒足熱に対するアプローチです。

ぜひ、臨床の参考にして頂ければと思います。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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