頭蓋仙骨療法

頭蓋仙骨療法(クラニオ)の感覚を掴む方法

おはようございます。

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、

誠にありがとうございます。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。

今回は、「頭蓋アプローチの感覚を掴む方法】

についてお伝えさせていただきます。

今回は私の経験や受講者のみなさんが

悩む部分に関してどう解決して

どんなステップを踏んで成長していったのか

そんなことをお伝えさせていただきます。

まず初めに

頭蓋仙骨アプローチってなんだか

神聖なアプローチになっていませんか?



その理由は、学問としてきちんとまとまっていないから

エビデンスがきちんと出されていないから

再現性の高い基準があいまいだから

同じように仙腸関節に関しても同じようなことがありますね。


感覚的な部分が多く解剖・運動学的にも

現場のセラピストと解剖医の言っている内容に解離があるため

いまだに様々な意見が飛び交っています。


こういった曖昧な部分に関しては

言ったもん勝ちになりやすく、

自分の感覚に自信が無い人は、自信のある人の話に振り回されがち

(悪いことばかりではありません)


◆例えば

先生:

宇宙にアクセスして情報を貰いました

ここを治療したら治りますよ

(儀式)

受講者:

やってみます、

被験者:

良くなりました

受講者:

すごーい!!

先生:

宇宙にアクセスできないと迷いますよ

みたいなやりとりがあったとします。

その後宇宙にアクセスしなければ

この考え方はできないんだ

宇宙にアクセスできるようにならなきゃ

となりがちですが、同じように見て評価できる人や

問診しつくしている人などが、相手に触らないで問題点を言っても

結果が出ていることも多々あります。

本物の先生もいて、スピリチュアルを

極めている先生は宇宙とつながることも

必要なのかもしれませんが、たぶん頭蓋のアプローチではそこは

そこまで重要ではないと思います。

ただ重要なのは、言ったもん勝ちに惑わされず

自分で頭蓋のアプローチと向き合うことです。

ここで頭蓋の解剖の話や一次呼吸の話をしなくても

そんな物はオステオパシーの本を読めば書いてあります。

それよりも重要なことは、どうすればアプローチしていって変化する

手ごたえが得られるのかです。



・ステップ1

とにかく縫合を全部覚えてください

マジでこれができずに頭蓋だなんだと

悩んでいる方がとても多いので


とりあえず、頭蓋骨の骨模型でも買いましょう

毎日毎日模型をそばに置いて縫合の触診の練習を繰り返して

あとは100人ぐらい縫合を触りまくる。

とにかく数です。

よく1次呼吸が分からないとか

固さが分からないといった話になりますが

100人ぐらい触ってから悩んだ方がいいです。



・ステップ2

なんで縫合が硬いのか?

1次呼吸が硬いのか?

すぐに5gタッチだとか?

神がかった感覚とかに走る前に普通に考えてみましょう。

頭蓋にはとても多くの筋肉が覆っていますね。

単純に側頭骨と頭頂骨で考えても

咬筋や側頭筋、内側翼突筋の影響や頚部の筋連結や

肩甲帯の筋緊張などが影響していることは

ちょっと頭を柔らかくすれば思いつきますが、

頭蓋のアプローチを神聖化しすぎるとやり方や言われたことに縛られ過ぎて

自由な感覚や発想を失いがちです。

しかし、頭蓋以外でも

なぜそこが動かないのか?

なぜそこが硬いのか?

なぜそこのアライメントが悪いのか?

そこが変わったら他はどうなるのか?

を繰り返していれば、頭蓋でも同じことができるはずです。

私は最初5gタッチや触らないで頭蓋仙骨のアプローチなど

スーパーライトタッチから教わりましたが、

人によっては筋膜から縫合や硬膜・くも膜への介入も必要だと感じる人もいましたし、

頭蓋以外の緊張をとる必要を感じたこともあるので、

基本思いつく理由に関してはすべて思いついたら、変えてみて

反応をみて、だめなら考え直しての繰り返しをしていくうちに

なんとなくここが怪しい、この感じは頭蓋の影響があるかもしれないと

感じるようになっていきます。



オステオパシーの方やロルフィング、タッチフォーヘルスなど

様々な頭蓋への介入を学びましたが、結局最後は自分で動きと構造を理解して

応用してトライ&エラーでしかできる、やれているという感覚には

行きつかないと思うので最後は自分で反応を確認していきましょう。

ステップ3

何を確認してるの?

理論的には脳脊髄液の流れが良くなるのであれば、四肢の関節の固さ緊張が変化したり

頭部の重さや頚部の固さに変化、末梢の暖かさに変化や立った時のバランスに変化が得られる。

もしくは内臓の緊張が変化するなど、自分が確認するテーマを決めて

介入・確認・介入・確認を繰り返しましょう。

慣れない介入や部位を神格化しすぎないよう

いつものテンションで学んで行きましょう。

本日は以上です。

You tubeチャンネル登録もお待ちしております。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道

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