こんにちは。
ALLアプローチ協会の山口です。
セラピストとして施術をしていると、
「この患者さんを施術した後だけ、なぜか身体が重い」
「施術前は元気だったのに、終わると一気に疲れる」
「患者さんの感情を自分まで引きずってしまう」
「手に重さや違和感が残っている感じがする」
このような経験をしたことはありませんか?
セラピストの世界では、こうした感覚を
「患者さんから悪いエネルギーをもらった」
と表現することがあります。
特に、レイキやヒーリング、エネルギー療法を実践しているセラピストであれば、一度は聞いたことがある言葉だと思います。
ただし、
患者さんの「悪いエネルギー」が物理的に施術者へ移動することが、科学的に証明されているわけではありません。
一方で、施術者が患者さんの表情・呼吸・緊張・感情などを読み取り続けることで、精神的・身体的に疲労することは考えられます。
エネルギー療法では、こうした現象を「共鳴」「エネルギーフィールドの影響」などの考え方から捉えることがあります。
そこで今回は、
エネルギー療法・レイキの考え方を取り入れた「セラピストの自己浄化」
について解説します。
ポイントは、
患者さんのエネルギーを怖がるのではなく、施術が終わったら自分自身の状態へ戻る習慣を作ること。
今回は、施術直後にできる方法から1日の最後に行う方法まで、7つ紹介します。
【なぜセラピストは施術後に疲れるのか?】
施術中、セラピストは手だけを使っているわけではありません。
患者さんの
・表情
・声のトーン
・呼吸
・筋緊張
・身体の反応
・痛み
・不安
・感情
など、大量の情報を読み取り続けています。
特に経験を積んだセラピストほど、
「今、身体が緩んだ」
「ここは触られるのを嫌がっている」
「呼吸が変化した」
といった小さな変化まで感じ取ります。
これは施術において非常に重要な能力です。
しかし、
相手を感じる能力が高いことと、相手の状態を自分の中に残してしまうことは別です。
患者さんへの意識を切り替えられないまま次の患者さんを施術すると、疲労感が積み重なることがあります。
だからこそ、
「施術終了=自分をリセットする」
という習慣を作ることが重要です。
【① 手を洗って施術をリセットする】
最初は、非常にシンプルです。
施術が終わったら手を洗います。
もちろん衛生管理として必要ですが、エネルギー療法では「施術を終了するための区切り」として利用することもできます。
ポイントは、
ただ何となく手を洗うのではなく、
「この患者さんへの施術はここで終了」
と意識することです。
水で手を洗いながら、
「自分に必要のないものが流れていく」
とイメージしても構いません。
水そのものが未知のエネルギーを除去すると科学的に証明されている、という意味ではありません。
重要なのは、
患者さんに向いていた意識を自分へ戻すためのスイッチにすること。
施術と施術の間に行いやすいので、最初に取り入れてほしい方法です。
【② 手・腕・身体を軽く振る】
施術後に、
「手が重い」
「腕に何か残っている」
「身体が固まっている感じがする」
という場合には、
手や身体を軽く振ってみましょう。
まず手首から先をブラブラと振ります。
次に、
腕→肩→脚
と軽く動かします。
エネルギーワークでは、
「身体に残った不要なエネルギーを振り落とす」
というイメージで行われることがあります。
一方で、施術中に固定されていた姿勢から身体を動かすこと自体も、身体的な切り替えになります。
30秒程度でも構いません。
おすすめは、
手を洗う
↓
手を振る
↓
深呼吸
という流れです。
患者さんごとに短時間で実践できます。
【③ 呼吸で身体に残った感覚を手放す】
施術中に意外と起きているのが、
セラピスト自身の呼吸が浅くなること
です。
患者さんの身体に集中しすぎたり、
「絶対に結果を出したい」
「ここを何とか緩めたい」
と力が入ったりすると、無意識に呼吸を止めていることがあります。
そこで施術後は、
「吐く呼吸」を意識します。
鼻からゆっくり息を吸います。
そして、吸う時間よりも少し長めに息を吐きます。
その際、
身体に残っている緊張や不要な感覚が、呼気と一緒に外へ出ていく
イメージを持ちます。
これを3〜5呼吸程度繰り返します。
重要なのは、
無理やり何かを出そうとしないこと。
呼吸を利用して、
患者さんへ向き続けていた意識を自分自身へ戻していきます。
【④ 乾浴法でエネルギーを切り替える】
レイキを学んでいる人におすすめしたいのが、
乾浴法(けんよくほう)
です。
乾浴とは、その名前の通り、
水を使わずに身体を清めるような動作を行う方法
です。
レイキでは、不要なものを払い、自分自身の状態を整える目的で用いられることがあります。
流派によって細かな方法には違いがありますが、基本的には、
身体の前面や腕などを、
手でサッと払うように動かします。
イメージとしては、
服についたホコリを払うような感覚です。
ポイントは、
患者さんの悪いエネルギーと戦うのではなく、
「ここからは自分の時間」
と切り替えること。
施術終了後に数十秒で行えるため、
エネルギーワークを行うセラピストには非常に取り入れやすい方法です。
【⑤ レイキシャワー・光のイメージでリセットする】
もう少し時間が取れる場合は、
レイキシャワーや光を使ったイメージワーク
も選択肢になります。
まず楽な姿勢になります。
そして、
頭上から柔らかな光が降りてくる
とイメージします。
その光が、
頭
↓
首
↓
胸
↓
腹部
↓
骨盤
↓
脚
↓
足先
へと流れていくイメージをします。
身体全体が光で満たされたら、
施術中に感じた重さや緊張などが身体の外へ抜けていくイメージをします。
ここでも大切なのは、
「患者さんから悪いものをもらったから排除しなければならない」
と怖がらないことです。
それでは患者さんへの意識が残り続けてしまいます。
目的は、
自分自身の状態をニュートラルに戻すこと。
施術の合間だけではなく、1日の施術終了後にも取り入れやすい方法です。
【⑥ 入浴・塩を使って1日の最後にリセットする】
施術がすべて終わった後は、
入浴を「仕事終了のスイッチ」として利用する
のもおすすめです。
温かいお風呂に入り、
身体の力を抜きながらゆっくり呼吸します。
施術中に考えていたことや患者さんへの意識も、
「今日の仕事はここで終了」
と手放していきます。
エネルギーワークや伝統的な浄化の考え方では、塩を用いる方法もあります。
例えば、
入浴時に塩を浄化の象徴として利用する
といった方法です。
ただし、塩が「悪いエネルギー」を科学的に除去すると確認されているわけではありません。
あくまで、
自分の意識を仕事からプライベートへ切り替えるためのルーティン
として考えると取り入れやすいでしょう。
入浴後は仕事の連絡を見ないなど、
「施術者としての自分」を一度終了させることも重要です。
【⑦ 患者さんとの境界線を作る】
最後はテクニックではありません。
しかし、個人的にはこれが非常に重要だと考えています。
それが、
患者さんとの「境界線」を作ることです。
真面目で優しいセラピストほど、
「絶対に治してあげたい」
「もっと何かできたのではないか」
「結果が出なかったのは自分の責任だ」
「次回までにもっと調べなければ」
と患者さんの問題を抱え込みます。
施術が終わっているのに、
家でも患者さんのことを考えている。
これでは身体を休めても、頭は仕事を続けています。
患者さんに寄り添うことは大切です。
しかし、
患者さんの人生や身体の問題をすべて背負うことが、セラピストの仕事ではありません。
セラピストは変化するためのきっかけを提供する存在です。
施術終了時に、
「今日、自分にできることはここまで」
と区切ります。
この境界線を作れるだけでも、施術後の疲労感が変わる人は少なくありません。
【おすすめ|患者さんごとの30秒自己浄化ルーティン】
毎回7つすべてを行う必要はありません。
施術と施術の間には、
30秒程度の簡単なルーティン
を作ってみてください。
①手を洗う
↓
②手を3〜5回振る
↓
③長く息を吐く
↓
④乾浴法で身体を払う
↓
⑤「この施術は終了」と意識する
これだけです。
そして1日の最後に、
入浴+レイキシャワーなどで改めてリセットする。
このように、
「患者さんごとの小さな浄化」と「1日の最後の大きな浄化」
を分けると実践しやすくなります。
【そもそも「もらいにくいセラピスト」になることも大切】
自己浄化と同じくらい大切なのが、
そもそも疲れ切った状態で施術をしないこと
です。
例えば、
・睡眠不足
・栄養不足
・空腹
・慢性的な疲労
・精神的ストレス
・休憩不足
・呼吸が浅い
・連続した長時間施術
こうした状態では、当然セラピスト自身の余裕が少なくなります。
すると、
患者さんの言葉や感情、身体反応にも影響を受けやすくなることがあります。
エネルギー療法というと、
「特別な浄化テクニック」
ばかりに目が向きがちです。
しかし、その前に、
施術者自身の身体・神経・生活を整えること。
これも非常に重要な「エネルギー管理」だと考えています。
【まとめ|患者さんを整えるなら、まず自分を整える】
今回は、
患者さんから受けたエネルギーを手放す7つの方法
について解説しました。
①手を洗う
②手・身体を振る
③呼吸で手放す
④乾浴法
⑤レイキシャワー・光のイメージ
⑥入浴・塩を使ってリセットする
⑦患者さんとの境界線を作る
エネルギー療法を行ううえで、
患者さんのエネルギーを必要以上に怖がる必要はありません。
重要なのは、
「感じるけれど、抱え込まない」
ということです。
患者さんの身体や感情を感じ取る。
必要な施術を行う。
そして施術が終わったら、
自分自身の状態へ戻る。
この切り替えができることも、セラピストにとって大切な技術の一つです。
患者さんを整えることばかり考えて、自分自身が疲弊してしまっては長く施術を続けられません。
だからこそ、
患者さんを整える技術と同じくらい、自分自身を整える技術も身につけておく。
施術後に疲れやすい方は、まず今日の施術から「30秒の自己浄化」を取り入れてみてください。
























