筋膜リリース

4つのアームライン特集!!上肢の治療で必要な知識とは?【アナトミートレイン】

皆さん こんにちは 
ALLアプローチ協会代表 山口拓也です。

最近は、水のevianにはまっています。
皆様もぜひ健康的なのでおススメですよ!

今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
4つのアームライン特集(アナトミートレイン)
というテーマでお伝えしていきます。

【アームラインって何があるの?】

アームラインは、全部で4種類あります!浅層の2種類と深層の2種類です。
1つ1つのラインをご紹介していきますね!

1つ目:浅層フロントアームライン(スーパーフィシャルフロントアームライン SFAL)

(筋膜の流れはこちら↓)
大胸筋・広背筋→内側筋間中隔→前腕屈筋群→手根管

大胸筋や広背筋などなどの体幹筋の機能に異常があると末梢の前腕屈筋群の筋出力低下を招くので
上肢と体幹の関係性として覚えておくといいですね!

他にも様々なことに役立っています↓

上肢の安定性
下肢・体幹→上肢へのエネルギー伝達
巻き肩の関与
腰痛の関連
リンパの関連


2つ目;浅層バックアームライン(スーパーフィシャル・バックアームライン SBAL)

(筋膜の流れはこちら↓)
僧帽筋→三角筋→外側筋間中隔→前腕の信筋群

僧帽筋と三角筋の関連性が高いので、三角筋部に痛みがある方はこのつながりで考察していみると良いかもしれませんね!
前腕の伸筋群の硬さが僧帽筋に悪影響を及ぼし慢性の肩こりになっている方非常に多いので、ぜひ覚えておいてください! 


3つ目:深層フロントアームライン(ディープフロントアームライン DFAL)

(筋膜の流れはこちら↓)
小胸筋→上腕二頭筋→橈骨骨膜→母指球筋となっております!

ディープフロントアームラインは、手の痺れなどに関与することが多いので
母指球筋や小胸筋の治療で私個人はよく使いますね!あとは、経絡治療で肺経を使ってディープフロントライン全体の治療なども行えますのでご参考にしてください!。
他にも呼吸との関連や巻き肩にも関与するし
DFLを緩ますならDFALも一緒に緩ます必要があります。

4つ目:深層バックアームライン(ディープ・バックアームライン DBAL)

(筋膜の流れはこちら↓)
菱形筋(肩甲挙筋)→ローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)→上腕三頭筋→尺骨の骨膜→小指球筋

この筋膜のポイントは、肩のインナーマッスルが含まれていることですね!


肩の安定性を引き出すには、DBALが協調的に働いているかを判断する必要があるますので臨床の考察に役立ててみてください。あと、しびれ治療でもローテータカフ由来があるのでやりますね!

肩甲胸郭関節の動きを引き出すならこの筋膜ラインの調整が必要です。

あとは、頚椎・胸椎に付着しているので自律神経にも関連があります。

【まとめ】
臨床で使用する際は、末梢と中枢でこのようなつながりがあるので覚えておくと治療に活かしやすいですね!

筋膜と経絡の関係性も高いので、経絡治療を行いたい方は覚えておくといいですよ!

FB・ツイッターでシェアして頂けると幸いです。

それでは、また明日!
山口 拓也

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