肩こり(五十肩・四十肩)に対する内臓アプローチ
From 山口拓也
埼玉 越谷 整体院より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
肩こりに対する内臓アプローチ
というテーマでお伝えしていきます。
皆さんは、肩こりに対してどのようなアプローチをしていますでしょうか?
筋膜や骨格でのアプローチが多いのではないでしょうか?
もちろん筋膜リリースや骨格調整も重要ですが、
内臓治療をしないと取りきれない患者様は非常に多いです。
なぜなら、内臓体性反射があるので内臓自体が皮膚・血管・筋肉に影響しているからです。
では、どの内臓治療が肩こりに必須なのかを解説していきますのでぜひご覧ください。
【肩こりに対する内臓治療一覧】
まず、右側と左側の肩こりでアプローチすべき内臓が変わってきます。
右側から解説していこうかなと思います。
せっかくだから、優先順位が高い内臓から紹介していこうきましょう。
1位:肝臓治療&胆のう治療
(胆のうはセットみたいなものなので同時に紹介)
肝臓は、右側の肩こりを引き起こす原因として最も行う頻度は高いですね。
これを見ている人は、知っている方も多いのではないかと思います。
肝臓・胆のうと右肩周囲の筋肉は、神経がつながっているとされています。
エビデンス的には、大胸筋との関連が深いみたいですね。
肝臓は、うっ血しやすくて最も重い内臓なので肩関節のアライメントにも
悪影響を引き起こすため要注意ですね。「沈黙の臓器」とも呼ばれているので、患者様は肝臓疲労していることに気づかないのでぜひアプローチしてください。
ちなみに胆のうですが、胆のうのアプローチをしないと
肝臓治療をしても肝臓の硬さが胆のうの影響で戻ってしまうこともあります。
肝臓治療するときは、胆のうもセットでやれるといいですね。
2位:腎臓
次は、腎臓ですね。
腎臓も肩こり・腰痛アプローチでは、非常に重要となっております。
頚部側屈・伸展の可動域アップ・痛みの改善を狙いたいのであれば腎臓ですね。
腎臓アプローチのメリットはたくさんあります。
浮腫・高血圧・頭痛・かゆみ・だるさ・貧血・腰痛・肩こりなどなど色々関わりますから。
腎臓ぜひアプローチしてください。
3位:肺・大腸(上行結腸・横行結腸)
・小腸・膵臓(膵尾)
3位以降は、症例によってバラバラなので右側の肩こりに関与する内臓を全て詰めさせて頂きました。
実際順位をつけるなら、3位は右肺ですね。
肺のアプローチは、慢性的な肩こり改善に繋がりやすい内臓です。
ここは肝臓・腎臓・肺のアプローチは、見逃せないところなのでぜひご参考にしてください。
その次の順位は、膵臓かな・・・って感じですね。
この記事が少しでも臨床のヒントになればと思います。
ぜひご参考にしていただければ幸いです。
本日の記事は以上となります。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也