症例報告

【頭蓋仙骨療法】原因不明の全身倦怠感を改善させる方法

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、

本当にありがとうございます!

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也 です。

今回は、

「原因不明の全身倦怠感を改善させる方法」

というテーマでお話ししていきます。

私は以前病院で働いていたのですが
ほとんどの方が、既往に糖尿病や高脂血症、高血圧など、内科的な疾患や内服でのコントロールが必要な方ばかりです。

そのため、免疫力や自然治癒力が低下している方が多いです。

そのせいか、体調不良や熱発、風邪症状などで、

長い期間体調不良や全身倦怠感を訴え、なかなかリハビリが進められない方がしばしば見受けられます。

中には、体温や血圧なども異常がなく、咳嗽やのどの痛みなどの風邪症状もないのに、

「身体がだるい…。」

「辛いからリハビリ休ませて…。」

と、連日、原因不明の体調不良や全身倦怠感などで、まともにリハビリが出来ない・・・

なんて方、たまにいませんか?

そんな時、皆さんならどうしますか?


僕もそうでしたが、

だいたいのセラピストは、

廃用が進んでしまうので、

ごまかしごまかしで歩かせたり、リハビリ室に連れて行ったり、

自然に解決するのは待つしかない。

と対応するほかに手立てはないと考えると思います。



しかし、「リハビリ」、「理学療法」という枠では対応しきれなくても、

代替医療の考え方や治療法を駆使すれば、対応できる患者様もいます。



そして、このような原因不明の倦怠感や体調不良の患者様のある共通した問題点や傾向性が見えてきました。

では、どのような傾向性がありどのようなアプローチが有効なのか?

についてシャアさせていただきます。

【免疫機能の低下が根本原因なことがほとんど】

症状を引き起こしている経緯は個々で様々ですが、

根本的には、「免疫機能の低下」はどの患者様も共通しています。

熱発や咳嗽などの明確な症状が出ているうちは、しっかりと外敵から身を守ることや身体の問題点を解決しようと免疫機能や自然治癒力が発揮されていると考えられます。

これらの症状出ていないから、

何ら問題がないというのが、西洋医学的な問題対処型の考え方ですが、

東洋医学的な自然治癒力を引き出していく考え方では、治ろうとする反応が出ていないため、逆に危険な状態とも考えることができます。

そのため、全身倦怠感や体調不良が長続きしている方は免疫力や自然治癒力が低下している可能性が高いことが考えられます。

つまり、免疫力や自然治癒力を高めてくようなアプローチを行うことで、改善の見込みやスピードが高まるということです。

ただ一概に、免疫力や自然治癒力を高めると言っても、

どこから治療していけば分からないと思います。

次に、具体的な評価・治療のポイントをご紹介いたします。

【頭とお腹を触診せよ!】

絶対的に診ていただきたいのが、「頭」、「腹部」です。

両方同時に触ってみると、
「頭は熱がこもっており、腹部は頭に比べて冷えているか硬くなっている」と思います。


これは、このような謎の全身倦怠感を訴える患者様のほぼすべてで診られた所見です。

つまり、免疫に重量な役割を持つ「小腸」の動きや活動が低下し生命活動などに

重要な自律神経に栄養を送っている「脳脊髄液」の循環不全

などを引き起こしている可能性がこの所見から推察されます。

【具体的なアプローチ】

基本的には、

・脳脊髄系の流れを良くする。

・腸の活動性を高める。

といった目的で在ればなんでもオーケーです。


ただ、私の臨床で結果の出しやすいアプローチ法を、お伝えします。


それは、「後頭骨」と「小腸・大腸」です。

この3つに対する介入が、

ほとんどの患者様で効果的です。


治療後に、頭の熱のこもりが引いて、腹部の温度上昇や柔軟性が出てくればオーケーです。

その場でいくらか全身倦怠感が改善する方もいれば、

翌日一気に改善する方もいます。


それと、治療後に尿意を催す方も多いのが特徴ですかね。


【まとめ】

今回は、「原因不明の全身倦怠感を改善させる方法」というテーマでお話をしました。

ポイントとなる考え方は、「免疫力・自然治癒力の低下」が根本的な原因となっているということです。

それを判断する評価方法として、

「頭の熱のこもり」、「腹部の冷え・硬さ」があれば、

「脳脊髄液の循環不全」

「腸の活動不全」

による免疫力・自然知力の低下が疑われます。


そんな時は、

「頭蓋骨(特に後頭骨)」、「小腸・大腸」

にアプローチしてみましょう!

もし思うような結果が出ない場合は、

「免疫力・自然知力の低下」という原点に返り、他のアプローチ方法を試してみてください。

本日は以上になります。

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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