ロベットブラザーズの法則って知ってる?頸椎治療の重要性!
皆さん こんにちは
ALLアプローチ協会代表 山口拓也です。
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
「ロベットブラザーの法則」
というテーマでお伝えしていきます。
【ロベットブラザーの法則とは?】
ロベットさんが発見した歪みのパターンですね。
カイロプラティックやオステオパシーでよく聞く言葉です。
上部脊椎と下部脊椎がお互いに対応していて
対応している骨を「兄弟椎(きょうだいついと呼びます)」と言われています。兄弟のように関係しているからですね!
具体的に話すと
・C1が右回旋に歪むとL5も右回旋に歪みます!(C1とL5は、同じ方向に回旋)
・C7が左回旋に歪むとT11が右回旋に歪みます!(C7とT11は、反対方向に回旋)
他にも
・蝶形骨が歪むと尾骨が歪む
・後頭骨が歪むと仙骨が歪む
脊柱以外にも頭蓋骨と尾骨・仙骨が関係してます。
ここで覚えて頂かなければいけないのが
同方向同期と反対方向同期があります!
(同方向同期とは?)
同方向同期とは、同方向にゆがみが起きる脊椎の関係性があります。
例えば、C2が右回旋に歪むとL4も右回旋に歪みます。
下記に同方向同期であるものを挙げておきます。
①C1ーL5 ②C2-L4 ③C3-L3
これ以外は(①~③)反対方向同期ですね!
(反対方向同期とは?)
反対方向同期とは、反対方向に歪むように同期しているんですね。
例えば、C7が右回旋に歪むとT11は左回旋に歪んでしまうんです。
上記の同方向同期に書かせて頂いた①~③以外は、すべて反対方向同期となっております。
ロベットブラザーを知っているセラピストは、多いですが
全部の脊柱が反対方向同期と思っている方が多いので注意です!
下記に関係している「兄弟椎」を書いておきますので、ぜひご参照ください!
(全身歪みの比例について)
・蝶形骨ー尾骨
・後頭骨ー仙骨
・C1ーL5
・C2ーL4
・C3-L3
・C4-L2
・C5-L1
・C6-T12
・C7-T11
・T1ーT10
・T2ーT9
・T3ーT8
・T4ーT7
・T5ーT6
・T6ーT5
・T7ーT4
・T8ーT3
・T9ーT2
・T10ーT1
・T11ーC7
・T12ーC6
・L1ーC5
・L2ーC4
・L3ーC3
・L4ーC2
・L5ーC1
・仙骨ー後頭骨
・尾骨ー蝶形骨
【臨床でのヒント】
頸椎のゆがむは、腰椎も歪むように同期する関係にあるパターンがあるため
腰痛や下肢の痛み、しびれなどは、頸椎の調整で治せる可能性があることが分かりますよね!
他にも、首、肩の痛みや頚椎症も腰椎の調整をすることで頸椎の歪みも改善できる可能性があります。
もちろん100%ではないので、少しでも臨床の考察で役に立てればと思います。
【治療の使い方】
臨床の考え方としては、先ほどお伝えしましたが
治療としては腰椎を動かしながら頸椎の調整をすると一気に調整しやすくなります。ですが、周囲の筋肉が緊張状態だと治療しづらいので筋膜治療からやってもいいと思います !
ユーチューブも行っておりますので、そちらの方もチャンネル登録もよろしくお願い致します!
それでは、また明日!
ALLアプローチ協会 代表 山口 拓也