みなさんこんにちは
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です
本日は、話題の鎖骨ほぐしについて書かせて頂きますね。
最近よく耳にする鎖骨ほぐしですね。
鎖骨は非常に重要な部分なんで、みんなメンテナンスできるようになれると嬉しいですね。
では、今回の記事は鎖骨周囲の重要性やアプローチについて書かせて頂きますね。
鎖骨ほぐしがテレビに紹介されていましたね。
テレビで話していた鎖骨ほぐしを簡単にですが、まとめて説明させて頂きますね。
【鎖骨ほぐしについて】
「鎖骨は、胸骨と肩甲骨と繋がっており鎖骨の圧迫は肩の制限となる。
鎖骨の周囲には、多くの血管や神経、リンパが密集しており圧迫により老廃物が溜まってしまう。」
鎖骨ほぐしでは、
①胸鎖乳突筋
②僧帽筋上部繊維
③鎖骨下筋
④大胸筋鎖骨部
⑤三角筋前部繊維
上記の5つに自分でメンテナンスをしていきます。
1箇所5秒で皮膚を引っ張って左右の場所をメンテナンスするみたいですね。
鎖骨ほぐしでは、皮膚をつまんでアプローチすることで筋膜の滑走性を引き出しているみたいですね・
以上が鎖骨ほぐしの非常に簡単な概要です。
もう少し具体的に鎖骨の重要性を知りたいですよね。
なので、鎖骨がどれだけ重要なのかを解説させて頂きます‼︎
【鎖骨がなぜ重要なのかについて】
(まず体液について)
①リンパ系
リンパアプローチで非常に重要になるのが鎖骨リンパ節です。
場所は、鎖骨の上の方でくぼみになっている場所にあります。
そこが、全身のリンパ管の静脈に戻る出口でもあります。
右よりも左の方が重要になります。
(集めているリンパ左右)
右のリンパ本管:右の上半身
左のリンパ本管:左右の下半身と左の上半身
鎖骨下静脈・内頸静脈の合流部である静脈角にリンパ本管も合流するので、体液循環や免疫機能に非常に重要になってきます。
鎖骨の動きを引き出すことが重要であることがリンパの関係から分かりますね。
鎖骨の動きが制限するとリンパの流れが悪くなり
浮腫みや腫れ、冷え性、疲れやすさ、首こり、肩こりなどに影響する。
【血管・神経】
鎖骨下動脈と鎖骨下静脈、腕神経叢が通りますね。
■鎖骨下動脈:前斜角筋の後方を通る→鎖骨・鎖骨下筋の下を通る→第一肋骨の上を通る→小胸筋を後方を通る
鎖骨下動脈は、①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方
を走行するので①〜③のどれかで絞扼をして麻痺を起こします。
■鎖骨下静脈:前斜角筋の前方を通る→以降は、鎖骨下動脈と一緒。
■腕神経叢:腕神経叢も①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の
後方を走行するので、①〜③のどれかで絞扼をして麻痺を起こします。
手の痺れにも関与したり、肩こり、腰痛に関与する血管でもあるのでしっかりアプローチをしましょう。
(絞扼部位によって下記の症候群にの名前が決まります↓)
斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)と呼ばれますが、
総称して胸郭出口症候群と言います。
【肩関節の動きに関連してくる】
肩関節の動きは以下の関節が関連してきます。
①肩甲上腕関節
②肩鎖関節
③胸鎖関節
④肩甲胸郭関節
鎖骨の動きが制限されると
②肩鎖関節と③胸鎖関節の動きが制限されてしまいます。
だからこそ、肩の動きを止めてしまう要因になってしまうんですね。
そして、鎖骨の動きを止めてしまいやすいのが筋肉ですね。
鎖骨に付着しているのが
・胸鎖乳突筋(起始で付着)
・僧帽筋上部繊維(停止で付着)
・鎖骨下筋(停止で付着)
・大胸筋鎖骨部(起始で付着)
・三角筋前部繊維(起始で付着)
の5つです‼︎
鎖骨の動きを引き出すには
上記の5つのアプローチが重要になってきます‼︎
ぜひ、①〜⑤に対してアプローチをして頂ければと思います‼︎
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂き誠に有難うございました。
次回はリンパの話について書かせて頂きたいと思います・
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也