内臓調整

【自然治癒力】自分の施術効果を120%引き出す3つのポイント

おはようございます。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。

本日も、勉強熱心な理学療法士・作業療法士・柔道整復師・整体師など

今回は「自己治癒力改善の考え方」についてお伝えさせていただきます。

ここ一年のトピックスとして

・三つの体液の流れ(血液・リンパ液・脳脊髄液)

・頭蓋仙骨療法

・内臓・血管アプローチ

・食事指導・ファスティング

・血液の質

・横隔膜のコンディショニング(内臓アプローチ含む)

などがあり、

これらのアプローチをしていくことで

結果、なかなか治らない痛みや痺れ、

不定愁訴や自律神経障害(便秘・冷え性・生理痛・頭痛)など

アプローチをすることが困難な患者様にも対応できることが増えてきています。

これらのアプローチを一般の患者様に説明するときに、

一番わかりやすいと思う説明で最初にお伝えしている内容が、

人間が死んでしまう原因を3つ答えていただいています。

みなさんは3つ簡単に出てきますか?

深く考える必要はないのですが、

人間は、呼吸をしないと数分で死に、

水を飲まないと3から4日で死に、

食事をとらないと1週間ほどで動かなくなるか死にます。

酸素がなければすぐ死ぬ

水が無ければ数日で死ぬ

食事は、水と酸素があればしばらく持つが、

結局栄養がないと死ぬ。

患者さんには、自分の体を早く治したいのであれば

最低限この三つの条件を満たすようにお伝えしています。

まず簡単な水からお伝えしますと、患者様には一番簡単で、お金がかからない自主訓練として水分摂取を一日1.5ℓお願いしています。

ほとんど体調不良で運ばれてくる方は、生理食塩水の点滴を打って寝ていると

体調が回復して元気になることから分かるように、単純に脱水の方が多すぎるのです。

まず早く良くなりたいのであれば水分摂取をするように伝えています。

1ヵ月・3ヶ月後の状態を少しでも良くしたいのであれば

お願いしますと伝えると大体の方が実践してくださいます。

2ℓと言うとすぐに無理だと言われる方が多いので、

1.5ℓを目指すように言うのがポイントです。

あきらめてしまうぐらいなら1.5ℓでも大丈夫です。

続いて食事に関して、食事ではすぐにやれることをお伝えします。

良い食べ物を食べるぐらいなら悪い習慣をまずやめるように伝えます。

悪い習慣を止めずに健康食品を食べてもさほど良い結果は得られません。

主にやめて良くなる生活習慣は、

・朝のパンとコーヒー

・毎日食べ続ける間食

・乳製品の過剰摂取です。

私は食習慣の問診を必ず行うようになってから

ほとんどの慢性炎症の方の習慣に上記の3つが入っていることに気づきました。

また、高齢の方では歯が悪くなっているのに

肉や繊維質の野菜を一生懸命摂取している方も多く、

結果消化できずに腸の状態を悪化させ、血質の低下を招いていることが多くあります。


食べ方・調理の仕方も指導することで食べている物そのままでも消化を楽にすることもできます。

食の悪い習慣を減らしていく作業は、3ヶ月続けられると体重の改善や血流の改善につながるケースが多いので是非指導してください。

最後に呼吸の話です。

呼吸に対しての考え方で、もちろん有酸素運動・無酸素運動による呼吸機能の向上も必要です。

エアロバイクやウォーキングをしていただくことも大切ですが、

単純に普段の生活で呼吸筋が働きやすい身体環境を整えておくことで

ただ生活しているだけでも酸素が取り込めるように体をコンディショニングすることが必要です。

必要な考え方として、8つの隔膜のコンディショニングと

・脊柱・胸郭のゆるみ

・内臓の可動性

を整えることで酸素の取り込みが普段よりも向上できます。

8つの隔膜は

・足底

・膝の裏

・骨盤底

・横隔膜

・胸郭出口

・後頭下

・小脳テント

・案隔膜

です。

この8つ隔膜すべて

自主訓練でコンディショニングするのは

困難ですが、足底ぐらいは患者様自身でリリースを行うことは可能なのでやっています。

脊柱胸郭の緩みは、呼吸補助筋のコンディショニングに

つながり、横隔膜が動きやすくなるための一つの要素として重要です。

脊柱胸郭のゆるみを自主トレで行ってもらうには

ゆる体操という体を緩める体操かストレッチポールを使用して

コンディショニングを行うととてもやりやすいです。

また、腹式呼吸や胸郭をコントロールする

呼吸法なども合せて指導しておくと効果が高まりやすくなります。

最後に重要なのが、横隔膜と内臓の関係性、横隔膜に肝臓が張り付いている構造に

なっていることは

今まで何度かお伝えしていますが、

肝臓だけではなく腹腔臓器全体が横隔膜と一緒に上下運動をしているので、

内臓の可動性はとても呼吸機能に重要です。



内臓は、食事指導でも効果を得られますが、実際に体操や運動に加え

内臓の動きもコンディショニングすることで三つの死ぬ理由である

・呼吸・酸素

・水分

・食事・栄養

の問題を解決していくことができます。

患者様に重要性を分かっていただくためには

わかりやすく説明するよう心がけましょう。

本日は以上です。

今日も一日良い時間をお過ごしください。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道

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