頭痛に対する内臓・筋膜・骨格アプローチ
From 山口拓也
埼玉県 整体院 デスクより
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、勉強熱心なセラピストに向けて
「頭痛に対する内臓・筋膜・骨格アプローチ」
というテーマでお伝えしていきます。
今回は、頭痛に対するアプローチについて書かせて頂きたいと思います。
整体院で患者様が来店すると腰痛+頭痛、肩こり+頭痛などと言ったことが非常に多いですね。
やはり、セラピストとして頭痛に対してアプローチできるようになることが必須な条件です。
過去に頭痛に対して色々書かせて頂きましたが、今回も書かせて頂きます。
【頭痛に対するアプローチ 一覧】
①:後頭下筋に対してのアプローチ
・小さな4つの筋肉で構成されている
・後頭下筋は、脳脊髄液の循環に関与する(特に頭蓋仙骨療法)
・目を使う際に頚椎を制御する際に使用す流のが後頭下筋
・後頭下筋の下には、頚椎に向かう動脈や神経が通っている
・C1~C2に付着しているため、頚椎のアライメントとの関連性が深い
・頚椎でいうインナーマッスルであり、後頭下筋の筋緊張がアウターマッスルの緊張を促進してしまう
②板状筋・僧帽筋・肩甲挙筋
・肩甲胸郭関節(肩甲骨に付着してる筋肉全般)
・緊張型頭痛の場合は、上記のようなアウターマッスルが影響することが多い
・循環の影響による頭痛につながりやすい
※緊張型頭痛は、筋肉が主な原因であることが多い
ちなみに片頭痛の場合は、脳血管の拡張により三叉神経を刺激し、炎症物質がさらに脳血管を拡張し頭痛となる。
③側頭筋、前頭筋、後頭筋、咬筋、顎二腹筋、胸鎖乳突筋
上記の筋肉は、脳血管への循環問題に影響しますが頭蓋に付着しているため1次呼吸にも大きな影響を与えます。
そのため、上記の筋肉が頭蓋の動きを制限し脳脊髄液の循環不良を引き起こした結果、頭痛につながるケースが非常に多いです。
ぜひ、アプローチしてみてください。
④斜角筋、小胸筋、鎖骨下筋、小円筋
上記の筋肉は、頭蓋周囲の筋肉との関連性が深いです。
この筋肉が硬いor短縮して骨格のアライメント不良を引き起こすと筋膜のつながりの関係上
①〜③の筋硬結を引き起こし頭痛に繋がってしまいます。
【骨格アプローチ&他にもアプローチしてほしい筋肉】
⚫️骨格アプローチ
①C1調整:椎骨動脈の圧迫などに影響してしまう
②仙腸関節:仙腸関節の崩れは、上肢帯の骨格、筋膜に悪影響を引き起こす
③横隔膜・大腰筋:偏頭痛の場合は、自律神経系に非常に関与しているため必須のアプローチ部位となる
【脳血管拡張や脳圧からくる頭痛】
上記の問題は、自律神経系への関連が非常に強い。
だからこそ、内臓治療や頭蓋仙骨療法は必須となります。
どちらも全体的にアプローチして欲しいとこですが、優先順位的に高い部位をお伝えしますね。
(内臓治療)
・副腎
・腸、腎臓
・子宮
・肝臓
(頭蓋仙骨療法)
・頭頂骨
・蝶形骨
・側頭骨
なぜ、上記のアプローチが必要なのかは
動画にて解説しておりますのでぜひご覧ください。
本日の記事は以上となります。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也