頭痛アプローチ

視床下部の重要性・自分で調整【生理学・頭蓋治療の話】

ALLアプローチ協会代表の山口拓也です。

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、

ありがとうございます!

今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて

視床下部の重要性【生理学₋症例₋治療】

というテーマでお伝えしていきます。

頭蓋・内臓治療では、視床下部の治療をやることが時折ありますのでぜひ最後まで読んで頂ければと思います。

【視床下部って何?】

自律神経の最高中枢と呼ばれており、自律神経の調節と本能をつかさどると言われております。

間脳の中に視床下部があります。

視床の下側にあり脳下垂体にもつながる部分、

※間脳とは……脳幹の中で第三脳室を囲んでいる脳の部位を言います。この中に視床下部があります。

視床下部以外には、視床、松果体、脳下垂体などがあります。

自律神経系の中枢なので、体温調節や血圧や心拍数、睡眠など

脳脊髄の中では生命に関与することを統制している。

他にも、情動行動(大脳新皮質と辺縁系皮質)の調節。

また、内分泌(ホルモン)系の中枢も担っています。

視床下部ホルモン

視床下部から分泌されるホルモンであり、下垂体に働くことで下垂体ホルモンの分泌を促進または抑制させる。

下垂体ホルモンとは?

・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)

・甲状腺刺激ホルモン(TSH)

・性腺刺激ホルモン

・黄体形成ホルモン(LH)

・卵胞刺激ホルモン

・成長ホルモン(GH)

・プロラクチン(PRL)

・バソプレッシン(ADH:抗利尿ホルモン)

・オキシトシン

【視床下部の治療ってどんな人にやるの?】

先ほどお伝えした通り

自律神経の最高中枢でもあり情動行動にも関与しています。

自律神経障害の患者様はもちろん

PMS(月経前症候群)や不妊治療、腫瘍、

うつ病などの精神疾患にも行います。

最近私は、パーキンソン病の腰痛患者様にも治療を行いました。

【視床下部や下垂体はどうやって治療するの?】

視床下部や下垂体の治療に関しては、

間脳にあるため触ることは無理です(当たり前ですが……

セミナー開催時に私に一声かけてくれば視床下部、下垂体の治療を致しますのでぜひ声かけてください。

まずは、視床下部と下垂体をイメージすることが大切です。

情動行動にも関与しているので

メンタルアプローチでも視床下部の治療になるともいわれております。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

それでは、また明日!

山口 拓也

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