from 山口拓也
整体院 デスク より
いつもALLアプローチ協会 公式ブログを読んで頂き誠に有難うございます。
本日の記事は、「頭蓋仙骨療法の1次呼吸を見るときの視点」というテーマでお伝えさせて頂きたいと思います。
皆さんは、頭蓋仙骨療法をどこまで行っておりますでしょうか?
これを見ている人は、1次呼吸が分かる人と分からない人どちらもいらっしゃると思いますが
頭蓋仙骨療法の参考にして頂けますと幸いです。
頭蓋仙骨療法の1次呼吸には、一つ見る視点がございますので
そちらについて解説させて頂きたいと思います。
【頭蓋仙骨療法の1次呼吸を見る視点について】
ポイント①:アライメントの評価
頭蓋骨のアライメントを評価します。
例えば、前頭骨で言えば右側が下方に落ちているか?
蝶形骨で言えば、側屈、側方、回旋などの状態もしっかり評価します。
下方に落ちていると下の頭蓋骨も圧迫してしまうので、悪循環が落きます。
さらに、アライメントのズレは1次呼吸に大きく影響してしまうので注意しましょう。
ほとんどのアライメント不良は、筋肉が影響してますので筋膜リリースと掛け合わせてアプローチしておきましょう。
ポイント②:左右差を見る
1次呼吸の動きを感じたら、まず左右差をみます。
左右でどちらの1次呼吸が悪いのか?良いのか?を見極めます。
ほとんどの方で左右差はありますからしっかり見極めましょう・
動きが悪い方が、1次呼吸が悪い方なので入念にリリースしてあげなければいけません。
ポイント③屈曲相と伸展相どちらの動きが悪いかを評価する
左右差をみたら、屈曲相と伸展相のどちらの動きが悪いか評価します。
屈曲相は、脳脊髄液の増産の役割 吸収相は、脳脊髄液の吸収の役割です。
1次呼吸を評価する際は、脳脊髄液の増産ができないのか? 吸収ができないのか?という視点で
評価しなければいけません。
ポイント④頭蓋仙骨リズムの評価
1次呼吸は、頭蓋仙骨リズムとも呼ばれていて
頭蓋骨の動きと仙骨の動きがあります。
頭蓋骨の1次呼吸(屈曲・伸展)が良くても
頭蓋骨から硬膜を通しての仙骨の動きが悪いケースもあります。
しっかり仙骨の方まで評価しておきましょう。
ポイント⑤脊柱の評価
脊柱のアライメント不良が起こると
硬膜管も捻れてしまいます。
せっかく、頭蓋骨からアプローチをして脳脊髄液を流しても
硬膜管は脳脊髄液の通り道なので、捻れていると流した脳脊髄液が逆流してしまい
脳圧が高まってしまう状態となってしまいます。
脳圧を下げたいのに上がったら体を壊してしまいます。
脊柱までしっかり評価しておきましょう。
ポイント⑥強い・弱い 速い・遅いの評価
1次呼吸には、強い・弱い 遅い・速い で評価する必要があります。
強くて速い人は、急性期や病前、ストレスのかかり始めなどになりやすかったりします。
弱くて遅い人は、維持期や高齢者など力が弱い人になります。
こちらもしっかり評価しておきましょう。
本日の記事は以上となります。
最後まで読んで頂き誠に有難うございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也