胸郭アプローチの重要性について・・・
From 山口拓也
埼玉 越谷 整体院より
いつもALLアプローチ協会
公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、セラピストのための
「胸郭アプローチと内臓治療の重要性について」
というテーマでお伝えしていきます。
本日は、胸郭アプローチについてですが非常に重要です。
人体の構成要素でも非常に大きい部位でもありますし、内臓の大事な反射点も数多くあり
筋アプローチでも重要な筋肉も多くありますので、ぜひ実践していただければと思います。
【胸郭について】
まず、胸郭には治療する部位が数多くあります。
骨格では、胸骨・鎖骨・肋骨・胸椎のアプローチ、筋肉では、鎖骨下筋、小胸筋、大胸筋、横隔膜とか・・・
呼吸器系だったら肋間筋なども入りますが・・・
他にも胸郭には内臓の反射点が様々あります。
そのため、胸郭のアプローチには内臓調整にも使えるということです。
まずは、1つ1つ解説していきますね。
【胸郭と内臓反射点の関係・使い方】
肋骨の前面には、数多くの内臓反射点があります。
私も内臓治療を反射点を利用して使うときは、よく使うポイントでもあります。
他にもセルフメンテナンスとして、肋骨前面を患者さんにマッサージしてもらうことも多いです。
それだけで、内臓調整になりますからね。
では、肋骨にある内臓反射点を紹介させて頂きたいと思います。
・左右鎖骨中央部・・・肺
・左右第2肋骨中央部・・・心臓
・左第3肋骨内側・・・膵臓
・左第3肋骨中央・・・胃
・左第3肋骨外側・・・S状結腸
・右第3肋骨内側・・・胆嚢
・右第3肋骨中央・・・回盲部
・右第3肋骨外側・・・盲腸
・左右第4肋骨内側・・・副腎
・左右第4肋骨中央・・・卵巣
・左右第4肋骨外側・・・子宮
上記が肋骨と内臓の反射点のまとめです。
上記をマッサージするだけでも、
内臓治療になるのでセルフメンテナンスや
治療に活用していただければと思います。
【胸骨・胸椎治療と内臓・迷走神経・メンタルについて】
胸骨、胸椎は、縦隔を構成している要素の1つでもあります。
ということは、胸骨、胸椎のアライメント不良や胸骨周囲の筋緊張異常で縦隔内の内臓や神経に悪影響を及ぼしてしまいます。
※縦隔って?
(左右の肺、胸骨、胸椎、横隔膜の間に形成された空間を縦隔と呼んでいます。)
◆縦隔内に入っている内容物とは?↓
・胸腺
・心臓
・気管、食堂
・迷走神経
・重要な意味を持つ静脈、動脈。
リンパ管、交感神経幹、副交感神経幹は縦隔を横断する。
なので、胸腺もあるため免疫系や血圧関係にも関与する。
また、重要な血管系にも関与する。
大動脈弓や奇静脈などが縦隔を横断するため縦隔レベルで循環が悪いと腹部の内臓機能も発揮できなくなってしまいます。
だからこそ、縦隔のアプローチとして胸骨や胸椎のアプローチが必要となってきます。
ぜひ、臨床にて実践していただければと思います。
本日の記事は以上となります。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也