鈴木 正道です。
今回は、「頭痛体質を改善していくために重要なポイント」をお伝えさせて頂きます。
私は緊張性頭痛・片頭痛は、体質で改善できる部分が半分はあるのではないかと
考えています。
頭痛にはストレスや環境要因、病気なども深くかかわっていますが、
ストレスや環境要因に影響されやすさも体質が影響しているのです。
最近みなさんは体質改善という言葉をよく聞くようになっていますでしょうか?
整体院業界でも体質改善を看板に掲げている院が増えていますが、
私が整体師の皆さんにセミナーで問いかけると体質改善を一言で説明できる方は以外と少ないです。
私は栄養セミナーや技術セミナーで、体質を改善するとは、「体液の質」を改善することだと
お伝えしています。
その体液とは「血液」「リンパ液」「脳脊髄液」のことをさしています。
◆血液:酸素・栄養素の運搬
◆リンパ液:血液が血管に入りきらない時にリンパ液となって流れる。
同時に組織液には細胞から出た老廃物や細菌、ウイルスなどの異物が含まれており、
それらも一緒にリンパ管に取り込まれます。
◆脳脊髄液:脳の組織に栄養を届け、老廃物を除去する
それぞれの液体には役割があり
この三つの液体がスムーズに循環することで
人の体は機能しています。
この液体の質、つまり体質が低下することにより起きるのが
血流障害、炎症、酸化といった問題です。
今回はこの3つの液体の中でも血液に関して重点的に説明します。
3つの液体は血液という最も重要な液体を補助する液体なので
血液の質や流れが悪化することで他の液体にも影響がでてきてしまいます。
ではどのようにして、血液の質は悪化していくのでしょうか?
みなさんは「血液どろどろ」という
フレーズを聞いたことがあるかと思います。
この血液ドロドロには簡単に2つの意味があります。
一つ目は「脱水」です。
血液の成分はほぼ水なので、体が脱水になれば当然血液の流れも悪くなります。
頭痛の方に生活のことを聞くとほぼ軽めの脱水状態です。
本人は脱水だと思っていないことも多いので注意が必要です。
女性では1.5ℓ 男性では2ℓ程度の水を一日に摂取することが
おすすめですが、飲みなれていない方は1リットルから初めて徐々に増やして頂ければと思います。
よくコーヒーや日本茶、ジュース、お酒は水分に含まれるか質問を受けますが、
基本的に水道水以外のミネラルウォーターかせめて浄水器を使った水道水が望ましいです。
コーヒーや日本茶に含まれるカフェインは、利尿作用があるための水分としては余計のどが渇く種類の水分となります。
また肝臓の代謝能力が人によって異なるのですが、カフェインを代謝する能力が低いと、
肝臓の代謝に水分が多く使われてしまうので、カフェインの取りすぎ、常飲には注意が必要です。
お酒のアルコールや砂糖たっぷりのジュースも
結局水分を奪う作用があるので水分補給には適しません。
飲むなとはいいませんが、一日中、一日に何杯も飲んだり、
少ない水分がカフェインやジュースだと脱水が強まってしまい、いわゆる「血液どろどろ」状態です。
そしてもう一つの「血液どろどろ」状態が赤血球(血液の中の赤い成分)が
赤血球どうしでくっついてしまっている状態「ルロー」といいます。
どうして血球がくっついてしまうかというと
ストレスで消化機能が落ちていたり、早食いでよく噛んでいなかったりすると
未消化の栄養素が腸から吸収されて血液中にただよってしまいます。
本来は腸粘膜がバリアの役割をして、未消化の栄養素は血液に侵入できないのですが
最近は添加物の多い食べものや、農薬の多い食べ物、水銀の含まれている魚などが増え
腸粘膜が炎症を起こしてバリア機能が低下しえいる方が増えています。
このバリアが壊れていることで、血液中に未消化の栄養素が漏れ出し、
血球と血球をくっつける糊のような役割をしてしまいます。
くっついて集合した血球は細い血管を通ることができず、血流障害を起こしたり
血流障害を起こしている部位に活性酸素(毒)を余計に作り出してしまったりまします。
こうして徐々に血流が低下し酸化が進むことで、毛細血管や細胞に徐々に微弱炎症が広がっていきます。
この血流障害や炎症、酸化が頭痛の原因の一つになると考えられているので、
体液の質を変えることで血流を改善し、炎症の起こりにくい体質になることが
頭痛発生しにくい体質と言えます。
当院では整体だけではなく、栄養アドバイザー、ファスティングの資格を持ち、
栄養セミナーで講師も務める代表鈴木が体質についてカウンセリングを行いますので
より自分に合った方法で体質改善にも取り組んでいいただいています。
頭痛や慢性的な痛みでお困りの方は是非ご相談ください。
皆様が健康で幸せな毎日を送れますように
今日も一日良い時間をお過ごしください。
鈴木正道