みなさん こんにちは
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。
本日は、「体液循環に関与する筋肉アプローチ トップ8」のご紹介をさせて頂きます。
体液ですが、筋肉である隔膜が体液をせき止めてしまう要因となってしまいます。
体液循環が悪くなると様々な体の障害を引き起こしますからしっかりアプローチできるようにしておきましょう。
【体液の循環を隔膜が阻害する?】
私自身、1日に1冊読書をして勉強をしていますが
隔膜が体液を阻害することは、代替医療の本では様々な場所で書かれています。
機能障害を起こせば、体液を止めてしまい
上手く機能していれば体液の循環は良くなっている。
だからこそ、
もし患者様の体液の循環が良くなければ
セラピストはどの隔膜で問題が起きているか?も評価に入れなければいけません。
私は、患者様を臨床で見させて頂くときに
体液が頭のてっぺんから足の先までスムーズに流れているか?
流れていなければ流れるまでアプローチをかけます。(時間かけすぎはNG)
体液の循環が全身で上手く流れていないのであればアプローチの持続効果は極端に短い。
逆に流れて入れば、代償性の反応に気を付ければいいだけです。
【体液の循環を見るポイント】
①リズミカルに1次呼吸の屈曲・伸展が引き起こさているか?(頭蓋仙骨療法のチェック)
②呼吸運動は、正常に深く行えているのか?
③腹部や抹消の体温、頭部の熱のこもり
頭蓋仙骨療法を知らない人はこちらから勉強下さいませ↓
【臨床の回数を決めるポイント】
あなたは、どのようにして患者さんに来院の回数を決めているでしょうか?
とりあえず、週に1、2回でしょうか?
症状がもどるときでしょうか?
月に1回でしょうか?
毎日でしょうか?
少しアドバイスできるのであれば
①隔膜が正常に働いているか?
②体液の循環が上手くいっているか?
この2つの反応を見つつ臨床の回数を決めてみてもいいと思います。
もちろん、これは1つの視点であって全てではないですが大きな指標となります。
来院を重ねていく毎に①と②が正常の維持期間が長くなっていければOKです。
【8つの隔膜について】
①足底筋膜
足底筋膜は、踵から足の指まで広がる強靱な健の膜です。
土踏まずを支える重要な役割で地面と足部の衝撃をクッションにする役割を持つ。
足底筋膜の柔軟性が重要である。足底の循環ができるように解放してあげましょう。
②膝下筋膜
膝下筋、足底筋などの部分には、
膝下動脈や脛骨神経など重要な血管、神経が通っており
圧迫されやすいですね。
触ってみてもコリとしてできているので膝下筋膜も解放させてあげましょう。
③骨盤隔膜
骨盤隔膜が硬いと、頭蓋仙骨リズムの制限にもなり
脳脊髄液の循環や骨盤隔膜より抹消の血管も圧迫してしまう。
横隔膜の動きと連動している
④横隔膜
・横隔膜について
横隔膜は、食道や大動脈、大静脈、リンパ、神経があり横隔膜が働くと
心臓への環流が増大するし、リンパポンプの働きも出てくる。
⑤胸郭出口
胸郭出口の部分が開いていて体液を遮らないようにしている必要がある。
胸郭出口周囲の筋膜や骨格の可動性を引き出す。
そうなると、心臓からの出入りの循環が改善しリンパ液が還流する。
⑥後頭下三角
上頭斜筋、下頭斜筋、大後頭直筋によって囲まれる三角系で、そこを椎骨動脈と後頭下神経が通ります。
⑦小脳テント
小脳テントは、横隔膜の動きと連動していると言われている。
大脳鎌、小脳テントは脳脊髄液の液中に張り出している。この部分の歪みや捻れは、脳脊髄液の循環に大きな影響を及ぼす。
頭蓋や硬膜(大脳鎌、小脳テント)の歪み、硬化、捻れ等をリリースする事により、脳脊髄液の循環を改善し、脳そのものの活性化が図れます。
⑧鞍隔膜
鞍隔膜は蝶形(ちょうけい)骨のトルコ鞍の上面を覆う膜で、小脳テントから移行しており、下垂体茎が貫いている。
これらの硬膜の外側縁は頭蓋骨の内面に付着するとともに、硬膜静脈洞を形成する部分となる。
本日の記事は以上となります。
ぜひ、臨床の参考にしていただけると嬉しです。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也