浮腫に対しての内臓・筋骨格アプローチ
From 山口拓也
埼玉 越谷 整体院より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回も勉強熱心なセラピストさん向けに
浮腫に対しての内臓・筋骨格アプローチ
というテーマでお伝えさせて頂きたいとおもいます。
浮腫に対して皆さんは、どのようにアプローチしているでしょうか?
リハビリの世界では、リンパドレナージやメドマー、筋ポンプ作用を利用しての筋トレなどでしょうかね。
私自身も昔は、メドマーと姿勢変換と筋トレに頼っていましたね。
リンパドレナージは、好きじゃなかったのでやっていませんでした。
アプローチとしては、必要なことですがこんなアプローチも
内臓治療を覚えるとできますのでぜひ実践してください。
以前も浮腫について解説したので、興味ある人はこちらの動画も見ておいてくださいね‼︎
【浮腫に対しての内臓治療について】
まず、腎臓アプローチは必須ですね。
腎臓は、水分量の調節をする大事な臓器ですから。
まあ〜、それは以前も話したので追加でアプローチすべき内臓を紹介しましょう。
循環に関与する内臓アプローチは結構ありますからね。
その中で評価をしっかりしてアプローチすべきですが・・・
まず、肝臓アプローチです。
それは、なぜかというと循環に関与しているからです。
浮腫といえば、アルブミンですよね。
アルブミンはタンパク質の一種で栄養を運んだり血管の浸透圧の調整を行っています。
アルブミン量が少ないと水分を血管に留めることができなくなってしまい浮腫ができやすくなってしまうんですよ。
肝臓がこのアルブミンを合成する役割を持っています。
そして、腎臓でろ過を行います。
結果、肝臓や腎臓に異常が出ると浮腫が出てしまうと言う流れですね‼︎
次にアプローチで重要なのは、心臓ですね。
なぜ、心臓が重要なのか?
これも、循環だからといえばそれで終わりですが(笑)
心臓の場合は、足への浮腫みが出やすいことで有名ですね。
すごい当たり前ですが、心臓は全身に血流を送る重要な内臓です。
足などへは、心臓の圧力が弱いと遠すぎて上手く
循環できてないということですね。
足への浮腫みの場合は、心臓も疑うべきですね。
浮腫みの患者様がきた場合は、腎臓・肝臓・心臓を疑ってください‼︎
ただ・・・これだけでは足りない場合もあります。
それは、肺・脾臓・腸も診るべきなんです。
少し長くなったので完結に話しますが
まず、肺と脾臓は循環に関与しています。
そして、肺が悪い人は十中八九、心臓にも何かしらの影響が出ています。
肺のアプローチと心臓は、セットとして考えてもいいのかも知れませんね。
そして、脾臓は人体最大のリンパ器官でもあります。
リンパドレナージやるなら、セットで脾臓アプローチをオススメしますよ‼︎
腸に関しては、リンパが滞ることや腹部の血管障害を引き起こすリスクがあります。
下肢のむくみとは結構関係深いですよ。
ほぼほぼ、全部になってしまいますね。
イネイトインテリジェンスの考えであれば、ほかの内臓アプローチも必要になってしまいますので注意して下さい。
ぜひ、皆様も浮腫に対して内臓アプローチをしていただければと思います。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也