いつもお世話になってます。
ALLアプローチ協会 代表 山口です。
今回は、セラピストの皆様に向けて
「五行の相関図を利用した感情テクニック」
というテーマで書かせて頂きます。
皆さんは、五行の相関図をどこまで利用していますか?
五行の相関図では、感情のアプローチの際に参考にすることが多いので、ぜひ皆様も臨床の参考にして頂けると幸いです。
【五行思想とは】
「五行」とは、「万物を構成する5つの要素」で木・火・土・金・水の5つの気が互いに影響し循環することで世界が成り立っているという哲学が五行思想です。
五行には、それぞれ関連する「感情」があり、感情アプローチする際などは五行の相関図を参考にしてアプローチしていきます。
感情によって、身体に問題が出るときは、特定の感情が「過剰」や「過小」となっている時です。
五行は、経絡エネルギーとの関連もあり、感情に偏りがあると気が循環しない状態となってしまいます。
【五行との関係について】
◆火
①色:赤
②感情:喜び、愛
③内臓・経絡:小腸、三焦、心、心包
・過剰になると:嫉妬、束縛をする
・過小になる:愛情を持てない、喜べない
◆土
①色:黄色
②感情:共感、同情、依存
③内臓、経絡:脾臓、胃
・過剰になると:1人で生きていけない、何かに依存する状態が続く
・過小になると;他人に無関心、共感や同情を示さない
◆金
①色:白
②感情:深い悲しみ、罪悪感、後悔
③内臓、経絡:肺、大腸
・過剰になると:常に罪悪感を抱える、過ぎたことをいつも思い出す
・過小になると:何があっても泣けない、悲しみを感じない
◆水
①色:黒
②感情:恐怖、不安、焦燥感
③内臓、経絡:腎臓、膀胱
・過剰になると;常に焦っている、緊張している、不安で何もできなくなる
・過小になると:無理をしてしまう
◆木
①色:青
②感情:怒り、恨み、責任
③内臓、経絡:胆嚢、肝臓
・過剰になると:常にイライラしている、過去の恨みを引きずる
・過小になると:恨みを感じない、怒れない、責任感がない
【五行の相関図で感情を流していく】
まず、どこの感情に問題があるのかを探していきます。
探し方は、今抱えているストレス・悩みが五行のどれに問題があるのか?を探していきましょう。
キネシオロジー、筋反射テストなど使える方は、そちらでチェックするのが一番手っ取り早いと思います。
感情をリリースする際は、五行のどれかが過剰や過小になってしまい、五行の気の流れが止まってしまっているのが問題です。
もし、「火」の「喜び」「愛」に問題があるとしたら、そこから感情を解放していきましょう。
徒手アプローチでやるなら、「火」の感情問題をリサーチ(アウトプット)しながらorした後に心臓や心経の解放をしたり、脳のリリースをかけていきます。
※火に関連する内臓や経絡or脳の調整
私のプレミアムコース受講生は、内臓や経絡でアプローチをしていきましょう。
マスターの受講生は、キネシオと脳のアプローチも掛け合わせて実施すると効果が高いと思います。
【1人で五行を利用して感情解放】
上記にも書いた通り、感情は固執せずに五行全ての感情を適度に感じて気を流す必要があります。
先ほどと同じように感情の問題を探します。
例えば、「金」の「深い悲しみ」に問題があるのであれば、「深い悲しみ」の感情を思い出していきましょう。
その次に右回りの「水」に関連する感情(不安など)を思い出してイメージしましょう。
さらに、右回りの「木」に関連する感情(恨みなど)をイメージし、次に「火」の感情(喜び、愛など)、最後に「土」の感情(共感)を感じていきます。
このように、五行全ての感情をイメージすることで感情・気の流れが循環し、感情リリースにつなげることができます。
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂き誠に有難うございます。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也
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