内臓調整

十二指腸 内臓アプローチ編 【テクニック・マニュピレーション】

皆さん こんにちは 

ALLアプローチ協会代表 山口拓也です。

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!

最近は、寒い日が続いて消化器系に異常が出やすそうですね。
お腹が冷えないよう皆様も気を付けてください。

今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて

十二指腸 内臓アプローチ編

というテーマでお伝えしていきます。

内臓治療の中で十二指腸は、あまり治療するイメージが無いと思いますが
自律神経障害の便秘や下痢の方に是非やっていただければと思います!

【十二指腸生理学】

・十二指腸は全長25~30㎝でT12~L3にかけて右肋骨下から臍のあたりにある

・十二指腸は4つの部位に区分される

1.上部
2.下行部(ファーター乳頭あり、小十二指腸乳頭あり)
3.水平部
4.上行部

・十二指腸粘膜は、胃の酸性度と膵臓の酵素から守るため十二指腸腺(ブルンネル腺)から分泌される粘液の高い液を出す。

・膵液と胆汁を大十二指腸へ分泌される、オッディ括約筋が量を調整します

(ちなみに、オッディー括約筋が作用するホルモン(コレシストキニン)は十二指腸からでます)

【十二指腸を治療する意味】

十二指腸を治療する意味としては、基本的に消化系の問題を改善するために行います!

便秘や下痢とかですね…

十二指腸は、胃から送られてきた植物をさらに消化するため

膵液や胆汁がファーター乳頭に送られており

十二指腸(特にファーター乳頭部)が硬いと

消化液が十二指腸に入らず食物が消化しきらず小腸に行ってしまいます。

後は、膵液や胆汁の逆流防止やここで肩の可動域が変わる人も

少なからずいらっしゃいます。

【十二指腸評価】

●圧痛評価

・臍と右の乳頭を結んだ線上で臍から3横指上を後腹壁に向かって押します。

ここで圧痛や硬さをみます。

押しすぎると大腰筋の圧痛の可能性がありますので、注意しましょう!

★反射点

①体幹

Th7棘突起の1横指右側

②上肢

左水かき遠位部

【十二指腸治療 (内臓治療)】

治療は、簡単です!

先ほど、圧痛評価と同様に臍と右の乳頭を結んだ線上で

臍から3横指上を後腹壁に向かって押します。

そこで、緩むのを待ちましょう!すると、

「ギュルギュル」などと音が鳴ることがしばしばあります。

余裕がある人は、やや内側方向にリリース(膵臓がある方)してあげると

さらに早く緩みますので是非やってみてください!

【内臓治療における十二指腸治療の禁忌】

急性炎症や胆のう炎の急性期、潰瘍など

必ずやってはいけないというわけではないですが、注意が必要です!

【まとめ】

本日は、十二指腸の治療を紹介させて頂きました。

消化系で胆のうや膵臓、腸などの内臓治療を下が便秘や下痢などが

治らないなど訴える患者さんがいましたら

十二指腸の治療を上記のに書いている通りにやってみると良いと思います!

本日の記事はこれで以上となります!

それでは、また明日!

山口 拓也

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