from 山口拓也
整体院 デスク より
いつもALLアプローチ協会 公式ブログを読んで頂き誠に有難うございます。
本日の記事は、
「筋挫傷・筋障害を回復する魔法の栄養素一覧」
というテーマでお伝えさせて頂きたいと思います。
皆さんは、筋挫傷や障害に対して回復に必要な栄養素を知っておりますでしょうか?
筋挫傷や障害は、セラピストであればアプローチすべきポイントの1つだと思います。
それに、栄養なしで筋トレをさせてしまうと、筋肉を壊しているが修復できていない状態となってしまいます。
ですから、今回は筋障害や筋挫傷の回復という点でお伝えさせて頂きたいと思います。
特にスポーツ関連を仕事にしているセラピストはぜひ覚えて頂きたいと思います。
栄養の前に筋挫傷などについて解説していこうと思います。
【筋挫傷について】
筋挫傷って皆さん聞いたことあるでしょうか?
肉離れと勘違いしている人がたまにいらっしゃっるのですが、
筋肉に直接的な外力がかかったことによる損傷です。
※ちなみに肉離れとは
筋肉が引き伸ばされた際に生じる筋肉の損傷です。
若い人などの筋挫傷の場合は、
スポーツ中にぶつかったりして起こることが多いのですが
高齢者の場合は、転倒や障害物でぶつかって起こることも多くあります。
簡単に言えば、筋肉の損傷ということですからね。
【筋挫傷の合併症について】
①コンパートメント症候群
損傷された筋肉内の出血や腫脹が高度となり
その筋肉の内圧が増大し血行障害を引き起こします。
その結果、筋肉の壊死、神経障害が引き起こる状態です。
激しい痛みや、皮膚の水疱を伴う腫脹、知覚障害や運動麻痺などを認めると
早急な処置や手術が必要なケースがあります。
②異所性骨化、骨化性筋炎
筋肉内の血腫や骨膜損傷を伴う場合、
筋肉内や骨と筋肉の間で骨性の組織が形成されること。
【筋挫傷の場合の対処 基礎・基本】
皆さん知っていると思いますが、一応書かせて頂きますね↓
R:rest(安静)
I:icing(冷却)
C:compression(圧迫)
E:elevation(挙上)
受傷直後48時間は、上記を徹底して下さいね。
【筋挫傷を回復するための栄養について】
筋挫傷の回復時間を短縮するためには、
食事の栄養素にも注意しなければいけないです。
主に必要な栄養素は、下記となっております↓
①エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサ エン酸およびγ-リノレン酸
上記は、抗炎症剤として役たちます‼︎
今の日本人に不足しがちな栄養素ですね。
簡単に言えば、オメガ3を摂取する必要があります。
魚や亜麻仁油などから摂取できますから
ぜひ亜麻仁油の使用を私はオススメしてます。
②セレン(100 μg)
酸化ストレスの防御に不可欠な栄養素ですね。
マグロやタラ、卵、ニンニクなどに役たちますね。
③亜鉛(15 mg)
炎症の治癒や免疫反応に不可欠な栄養素ですね。
ヨーグルト、ほうれん草、豆などが当てはまりますね。
④ビタミンA (1 mg)
ビタミンAの役割として
細胞の成長、 発達、骨の修復、免疫機能などがあります。
さつまいも、人参、ホウレンソウなどが入ってます。
⑤ビタミンB6 (2.2 mg)
タンパク質とビタミンB6は、正常な代謝に不可欠となっております。
⑥ビタミンC (90 mg)
コラーゲン形成で重要な役割を果たします。
筋力や柔軟性に必要なビタミンです。
腱や靭帯の修正、骨の強化を助けます。
⑦ビタミンE (15 mg)
酸化ストレスと炎症性ダメージを軽減する働きがあります。
ピーナッツやほうれん草、ブロッコリーなどがあります。
⑧タンパク質
エネルギーとタンパク質の必要量が増加して代謝が変化するため
タンパク質摂取も重要となってきます。
以上が筋挫傷を回復するための
栄養素一覧です。
疾病の予防にもなりますので、
ぜひ臨床の役に立てると嬉しいと思います。
最後までお読み頂きまことに有難うございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也