おはようございます。
ALLアプローチ協会 代表の山口拓也です。
今回のテーマは、「筋膜・経絡・内臓を掛け合わせて調整する方法」について書かせて頂きます。
最近は、施術する際はエネルギー調整を最後にするのですが
やればやるほど好転反応が無くなりますね。
もしみなさんが施術するならエネルギー調整を最後にやるのもオススメですよ。
話を戻しますが,みなさんは筋膜と経絡・内臓を併せて調整しているでしょうか?
施術の精度を上げるのであれば,全て同時に調整する方が圧倒的に効果が出ます。
では、具体的にどのようにすればいいのか?
少し解説しますので是非臨床の参考にして頂ければと思います。
【筋膜・経絡・内臓調整の同時アプローチについての具体的な方法】
①腕橈骨筋の調整(経絡)
腕橈骨筋は、五十肩や肩こりなどの調整で良く使われるアプローチだと思いますが
ここは経絡と内臓調整も併せて行いましょう。
調整方法は人それぞれ違うと思います。
ポジショナルリリースであったり、筋膜のつながりや
エネルギー調整とか横断マッサージや縦断マッサージなど
なんでも調整方法は良いと思います。
この腕橈骨筋は、経絡で言うと
「手三里」という経穴(ツボ)です。
この「手三里」って大腸経という経絡なので,
腕橈骨筋の調整をすると経絡を介して大腸の調整になるって事になります。
凄いですよね。
腕橈骨筋の調整で内臓がアプローチできるんですよ。
実際にやってみると大腸が緩むので是非やってみてください。
さらに、腕橈骨筋の調整により大腸経も活性化するので
経絡ラインの上腕筋や肩周囲・顔面筋の調整にもなるんです‼︎
他にも大腸経で言えば、「合谷」って経穴(ツボ)も有名ですよね。
合谷は、手の水かきの部分で、これも大腸経のラインのツボです。
私のオススメのアプローチは、合谷を利用して腕橈骨筋を緩ませると
大腸経の調整もしやすいので反応良いですよ。
そして最後に腕橈関節の調整もしてくださいね。
アライメント崩れてたら筋硬結のもどりや経絡の乱れにつながりますから。
②後脛骨筋の調整(経絡)
皆さんよくDFL(ディープフロントライン)の調整で
後脛骨筋はよくアプローチをすると思います。
ここも重要な経穴(ツボ)の場所なんですね。
皆さんも知っているかもしれません。
「三陰交」ってツボです。
皆さん知っていますか?
よく婦人科系に効くと有名なツボですね。
三陰交は、経絡の肝・腎・脾の3つの経絡が交わっているところから三陰交って名前が付いています。
なので、後脛骨筋のアプローチは、肝臓・脾臓・腎臓の調整にも有効って事ですね。
万能のツボですからアプローチしないって勿体無いですよ。
私はよく患者さんにはセルフメンテナンス で
三陰交のマッサージはよく指導してます。
しかも、経絡ラインと筋膜ラインは60%似ているので
筋膜全体の調整にもなります。
肝経・脾経・腎経の3つは、全てDFLに似てますので
筋膜・経絡・内臓を3つイメージしてしっかりアプローチしておきましょう。
経絡調整は様々なテクニックに応用できますので
是非勉強してもらえればと思います。
山口拓也