筋膜セルフメンテナンス紹介~痛みの戻りを減らすには?~
From 山口拓也
セミナー会場 大橋会館から…
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
筋膜セルフメンテナンス紹介~痛みの戻りを減らすには?~
というテーマでお伝えしていきます。
このメルマガブログを見て下さるセラピストの先生方は、
日々自分の治療技術を高めようと努力している方々だと思います。
もちろん治療技術は日々高めなくてはいけませんがそれだけでは不十分です。
なぜかというと、
治療で治してもまた患者様の生活習慣が変わらなければ症状は戻る…
ということです。
これは、セミナーに参加して下さった皆様にも
毎回伝えるようにしております.
私の治療院でも患者様への治療は、
20~30分程度で残りの10~20分を生活指導や
セルフメンテナンスを行ってもらう時間にしてもらっています!
ぜひ、皆様もセルフメンテナンスを覚えて
患者様に指導するようにしていきましょう!
【筋膜セルフメンテナンス特集!】
1つ1つ紹介する前に運動療法の基本から話させて頂きますね…
(呼吸法)
ラテラル胸式呼吸…呼気は口から、吸気は鼻から行う。
(基本姿勢)
骨盤のニュートラルポジション
左右のASISが恥骨と垂直になるポジション
①横隔膜ストレッチ(セルフメンテナンス用)
【目的】
①横隔膜をやることで、内臓のマニュピレーションを引き出す
②呼吸補助筋の緊張を軽減し肩こりの軽減など
③ディープフロントラインのアプローチによる腰痛改善
④ストレス緩和や自律神経アプローチに
⑤大腰筋や内臓との癒着リリース目的
【方法】
パターン1
・背臥位にて膝を立てる
・深呼吸をしながら、呼気時に臀部を上げる。
・その姿勢を保ったまま、
呼気時に横隔膜を両手で触りながらストレッチする。
これを3回繰り返す。
パターン2
・横隔膜を両手でストレッチ(肋骨弓の下に手を入れこむ)しながら、
深呼吸するだけでもOK(ブリッジなしでやるだけです…)
パターン3
・横隔膜の高さレベルの肋骨左右を両手で押さえて深呼吸する際に
横隔膜起始部に向かってわずかな圧を入れていく。
②胸椎ストレッチ
【目的】
・自律神経障害の改善など…特に高血圧やストレス
・頸椎や腰椎の負担軽減
・肩こりや腰痛改善
・上肢の代償パターン修正
【方法】
パターン⓵
・床にひざをつけて、膝の直上に股関節がのるようにポジションをとる
・肩関節屈曲、外旋位で胸椎を伸展させていく
・その姿勢を保ったまま、深呼吸を3回繰り返す
パターン②
・両母指を合わせて後ろに両手を引きのばして深呼吸…
※肺のストレッチにも活用できる…
③大殿筋、大腰筋セルフメンテナンス
【目的】
①ラテラルライン、ディープフロントラインの緊張軽減
②腰痛、膝痛、股関節痛、肩こり改善
③全身可動域アップや歩行機能アップなど
【方法】
パターン1
➀床座位にて、一方の股関節外旋位、
もう一方を股関節内旋位の姿勢と取る
②外旋位の下肢の方に、体幹を回旋させて5~10秒間キープする。
その後、反対側に体幹を回旋させて5~10秒間キープする。
③股関節内旋側下肢の伸展を拡大させて、②を行う。これを3回繰り返す。
パターン2
➀大腰筋に関しては、触れるだけで緩むので自分で
大腰筋をマッサージしましょう。
やりやすいのは、背臥位で膝屈曲位…
以上が筋膜セルフメンテナンスです…
簡単におこなえるものばかりなので、ぜひ行ってみてください!
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!
それでは、また明日!
山口 拓也
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