内臓治療 子宮と筋骨格の関係について・・・
FROM 山口拓也
埼玉 越谷 整体院より
いつもブログを読んでいただき誠に有難うございます。
本日は、「子宮とTFL・大臀筋の関係性について」書かせていただきたいと思います。
【子宮治療について】
臨床で子宮を治療することはほとんどないと思います。
しかし、案外、腰痛や股関節痛につながることが非常に多いです。
私自身、昔はほとんど治療しなかったのですが、筋膜との関連性を分かってから日々治療するようにしております。
ですが・・・
患者様への説明が非常に難しいため
実践できないセラピストが多いのではないでしょうか?
私もそうでした。
患者様への説明が難しいためあまり行えていない時期がありました。
しかし、女性の骨盤可動性が低下している原因の1つに子宮が関係していることが明確です。
ぜひ、これを読んでいるセラピストの皆様は、子宮と筋骨格の関係性を感じて臨床に生かしていただけたらと思います。
ちなみに私は、子宮を治療する際は、反射点と遠隔治療をする場合が多いです。
そうすれば、子宮を触れずに治療できますからね。
では、子宮と筋骨格の関係を少し解説していきたいと思います。
【内臓治療 子宮と筋骨格について・・・】
まず、子宮の反射点は数多くありますが
大腿筋膜張筋(TFL)が子宮反射点の1つです。
故に大腿筋膜張筋の治療が子宮のアプローチにもつながっています。
逆に言えば、子宮の硬さが大腿筋膜張筋の硬さを引き起こしてしまいます。
大腿筋膜張筋自体は、長期的な負荷のもとで、身体の緊張筋として大腿骨頭を
正しい位置に維持させるために働きます。
大腿筋膜張筋の緊張は腸骨の外側への運動を通して、小骨盤に位置する子宮を保つ靭帯である子宮広間膜の緊張の変化をもたらします。
簡潔に言えば、大腿筋膜張筋(TFL)の緊張による骨盤のアライメント不良は、子宮広間膜に悪影響を及ぼし子宮を硬くします。
そして、子宮周囲の血流を悪化させ卵巣・膀胱などの骨盤内器官に障害を引き起こします。
ちなみに月経痛は、子宮が子宮広間膜の運動に対抗して引っ張るため痛みにつながる。
ちなみに上記の関係性は、大臀筋でも言えることです。
大臀筋の硬さが子宮の硬さを引き起こすことがあります。
また、大腿筋膜張筋の硬さが腸脛靭帯を介して大臀筋の硬さを引き起こすこともあります。
ラテラルラインでも関係がありますからね。
【まとめ】
大腿筋膜張筋や大臀筋の筋硬結が取りきれない戻りがすぐ出てしまうなどの場合は、子宮が原因の可能性があります。
もし、TFL・大臀筋由来の腰痛などで硬さが取りきれない場合はぜひ子宮治療を実践していただければと思います。
allアプローチ協会 代表 山口拓也