東洋医学でストレス解消【内臓₋ストレス₋感情】
おはようございます、allアプローチ協会 鈴木 正道です。
今日は理学療法士、作業療法士、柔道整復師の方々へ向けて
「東洋医学の観点から感情的ストレスを解消する方法」を説明したいと思います。
まず、五行における五志について説明すると、
●怒(肝)
肝臓が病むと気が上昇して、怒りっぽくなりる。
また反対に、怒る気力がなくなったりしすることがあります。
やたらに怒ることは、肝臓を傷めることにつながる。
●喜・笑(心)
有頂天なったりあまり大声で笑う事は気の緩みを招き、心臓の力を弱める。
笑うことも、度が過ぎるといいことばかりではないということです。
心を患っている人が一人でよく笑ったり、逆に全く笑いを忘れたようになります。
笑顔でいる人ほど対応に注意したり、声をかけることが必要なのかもしれません。
●思・慮(脾)
物思いにふけり過ぎると気が結して脾や胃に害を及ぼします。
●憂・悲(肺)
憂い、嘆き、悲しみなどの感情が強いと気が消えて肺を弱めます。
恋愛感情等も肺が司るため肺病が恋煩いと云われる所以だそうです。
●恐・驚(腎)
恐れ、驚きの感情は、気を乱して腎を害します。
腎を患うと、ちょっとしたことで驚きやすくなったり恐怖感を持ちやすくなります。
これら感情に対応した経絡にアプローチしていると、患者様の会話の内容がストレスに関する会話に自然と変化することもよくあります。
感情に対応する臓器に触っていることでも患者様がリラックスしてくることも経験することができると思います。
最近デトックスという言葉をよく耳にしますが、心のストレスを口から出すことも一つのデトックスなのだと思います。
経絡や臓器をほぐしながら悩みを聞き、口から感情という毒を出すことでストレスを発散していただくと、帰りには笑顔で前向きな言葉が聞かれる方も多いかと思います。
心のストレスを解決することで関係する臓腑や経絡の問題が変化して施術の効果が高まることも多いので、是非意識して患者様に触れて、会話するようにしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。