from 山口拓也 整体院 デスク より
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、 ありがとうございます!
本日は、「頭蓋仙骨療法における頭蓋骨・縫合に対する知識」についてというテーマでお話をさせて頂きます。
昨日の記事を見て頂けたでしょうか?
今回は昨日の続きでパート②をお届けしていきたいと思います。
【頭蓋骨パート②】
①鼻骨について
鼻骨は、前頭骨と篩骨ー蝶形骨・涙骨、上顎骨と接しているため
鼻骨の自由度がないと上記の頭蓋骨の1次呼吸を制限してしまいます。
なので、鼻骨の動きを最大化するためには
上顎骨と前頭骨を一緒にリリースする必要があります。
(鼻骨のリリースをすることで得られる効果)
鼻骨のリリースをすることで鼻呼吸や鼻分泌に影響を与えます。
②頬骨について
頬骨は、蝶形骨と上顎骨を連絡させており「減速装置」として働きます。
頬骨は緊張しやすい状態が多くアプローチ頻度が多い頭蓋骨です。
その理由として、頬骨筋・咬筋の筋緊張による問題が多いことが問題となります。
頬骨は、①上顎骨 ②側頭骨 ③前頭骨 ④蝶形骨の4つの骨と接しております。
周囲の4つの骨を統合し1次呼吸を調整する役割を持っています。
頬骨は、眼窩の障害や副鼻腔炎などの問題にも影響しています。
(頬骨と内臓の関係)
膵臓と関連
③上顎骨について
上顎骨は、顔面の中心となる骨で、眼窩底の大部分を形成します。
発語に不可欠な骨でもあり鼻腔・口腔・眼窩との関連があります。
上顎骨と接する骨は、
①前頭骨 ②篩骨 ③頬骨 ④涙骨 ⑤口蓋骨 ⑥鼻骨の6つに接しております。
(上顎骨リリースによる効果)
鼻、口腔、咽頭などの症状改善、目の症状改善、歯の位置以上改善、咀嚼障害改善。
蝶形骨の動きを引き出し、視力障害の改善に繋がります。
(上顎骨と内臓の関係)
左右の肺
④顎関節について
以前の記事でもお伝えしましたが、顎関節の問題は下記の変化を起こします↓
・頭蓋骨への障害を引き起こす
・咀嚼筋・舌骨筋・靭帯の異常緊張
・咀嚼や嚥下の悪習慣、舌の機能障害
・歯の障害
・鼻呼吸や横隔膜、胸椎、股関節への障害
・上位頚椎と環椎後頭関節の機能障害
・肩甲骨の機能障害(肩甲舌骨筋を通じて肩甲骨・鎖骨・第一肋骨に機能障害が生じうる)
本日の記事は以上となります。
最後まで動画を見て頂きまことにありがとうございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也