内臓調整

【内臓セミナー事前学習】大腸の立体的イメージ・構造の理解を深める

いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。

ALLアプローチ協会 関東支部長 鈴木 正道です。

今回は、「大腸にアプローチするためのイメージを固める」についてお伝えしたいと思います。

最近始めたこのイメージを固めるシリーズ、今回は大腸に関してお伝えします。

なぜ早めに大腸についてお伝えするかと言うと、大腸のアプローチはほぼ全部の腹腔内臓器に影響するからです。

特に左右の結腸曲の解剖・膜のつながり直腸と膀胱・子宮の位置関係を立体的にイメージできることで応用が利くようになります。

内臓アプローチする上でつながりや位置関係をイメージして

介入することで圧の方向や深さも感覚的に変わってきますので参考にしていただければ幸いです。

まずは大腸の全体像と奥行きのイメージです。

大腸の全体像をイメージできることはとても重要です。


大腸自体はとても伸長性があり、奇形や変位も多くありますが

まず基本的な形をイメージできることは重要です。

大腸はその立体感が重要となります。

①前面

正面からの立体感は

大腸以外の臓器があるとその奥行きが

イメージしやすくなります。


図では上行結腸・下降結腸が後方に横行結腸が前方にあるのが

小腸の位置に対してイメージしやすい図となっています。


②右側面

右側面から大腸を観察すると盲腸部から上行結腸へ移行するにつれて

後方へもぐりこんで右結腸曲でカーブして横行結腸に向けて前面へ出てくる立体感が見えやすいですね。

この上行結腸の奥行きや結腸曲の立体感が

つかめないでいると、大腸のアプローチはなかなかうまくいかないのでしっかりイメージを作っておいていただけると良いですね。

③左側面

左側面から見ても下降結腸が後方へ経路を変えて、S状結腸へ向けて

前面に出てきて直腸へ向けて後方へ経路を変えていくのが分かります。



④左後側面

左後側面からみると腎臓との位置関係や

左右の上行結腸・下降結腸直腸の立体感がとてもわかりやすいですね。

こうして3Dで内臓の位置関係を捉える練習はとても重要だと思います。


他にも胃の立体感や心臓・肝臓・横隔膜の位置関係など

平面の解剖教科書では分からないイメージがつかみやすいので

アプリを活用してイメージを固めていただけるとありがたいです。

【大腸のつながり】

大腸のアプローチの中でも重要なのが、左右の結腸曲は臓器とのつながりで重要となります。

しかし、小腸と大腸の境目となる回腸、その中でも回腸口の輪筋や縦筋が大腸から回腸への逆流を防いでいます。

この部分に硬結や圧痛がある場合優しめのリリースが必要になってくるので

この構造は理解しておきましょう。

右の結腸曲には肝臓・右腎臓・十二指腸・胆のうにつながりがあることが分かります。

左の結腸曲には膵尾・脾臓・左腎臓とのつながりがあります。

ちなみに膵体部には横行結腸がつながりがあるので

左右の結腸曲・横結腸のアライメントを整えると

つながっている内臓たちが緩むのを感じることができます。

大腸のアライメント?と言われてイメージつかない方もいると思いますのでこちらの図をご覧ください。

【大腸のアライメント異常】

横行結腸は下垂しやすく、正常範囲でもこれだけ変位することが分かっています。


このような画像は便秘外来に行くと撮ってもらえるそうです。

この写真で注目ポイントは、左右結腸曲は下垂していないことです。

上行結腸下降結腸、左右の結腸曲までは、
後腹壁にトルツ筋膜を介して癒着しているので大きな変位は起こりにくいですが、
横行結腸は膵臓と膜を貸してつながっているだけで変位しやすい構造になっています。

このように下垂した横行結腸が左右の結腸曲を介して肝臓も下垂させる牽引ストレスを作ったり、脾臓を下垂させる原因になったりします。

こういったアライメントを徒手的に整復しながら

肝臓や脾臓・膵臓にアプローチしていくと緊張をとりやすくなります。

他にも盲腸の位置の奇形や大腸の異常状態などがありますが、今日はここまでにします。

今日からの内臓アプローチにイメージをプラスすることはできましたか?

最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、

誠にありがとうございました!

ALLアプローチ協会 

関東支部長 鈴木 正道

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