皆さん こんにちは
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。
今回は、勉強熱心なセラピストに向けて
「筋膜リリースの精度を引き上げる7つの要素」
というテーマでお伝えしていきます。
皆さんは、筋膜治療についてどのようにアプローチしているでしょうか?
私自身、昔の職場を見渡すとストレッチングや横断マッサージをしているセラピストが多かったですね。
別に悪い事ではないし大事な事ですけど、
筋硬結に対しては、大きな成果が出ないのは皆さんも知っているのではないでしょうか。
というわけで、「筋膜治療の精度を上げる7つの要素について」解説して行きたいと思います。
【筋膜治療 精度アップ 7つのポイントを解説】
①ポジショナルリリースを用いる
ポジショナルリリースとは、緩ましたい筋肉が最も緩む肢位に持って行きアプローチをする事です。
簡単に話せば、起始と停止を近づけて筋肉の異常収縮を解放し筋肉を「たるませる」という事です。
その肢位を90秒固定させる事で脳からの収縮インパルスを無くさせる事で筋硬結や異常収縮を無くす事につなげます。
1つ目は、ポジショナルリリースを活用する事ですね。
②タッチの精度を上げる
筋組織は、筋紡錘・腱紡錘から中枢神経に刺激が反射的に伝えられています。
だからこそ、ポジショナルリリースが有効なんですけどね。
そのため、タッチが下手な人の場合ですが筋肉が嫌な刺激として捉えすぐに緊張してしまいます。
治療が上手い人と下手な人では、タッチの精度が全然違いますね。
では、タッチが上手いとはどういう事なのか?
(タッチが上手な人)
・触っただけで相手の筋肉の状態が分かる(感覚を捉えるのが上手い)
・患者さんの状態によってタッチの強弱を変化できる(最も緩む圧を探せる)
・筋肉に圧を入れる際、どのようなベクトルで圧を加えたら緩むのかを探せる
・タッチが繊細で柔らかい
などなど・・・
セラピストは、常にタッチの精度を上げて行くべきです
③呼吸法
まず、呼吸法は患者様とセラピストどちらも使ったほうがいいです。
呼吸を利用すると呼吸補助筋を緩ませられます。
呼吸を利用して、収縮と弛緩を繰り返した状態でアプローチするとすぐに緩みますよ。
また、セラピスト自身も呼吸を利用して自分自身をリラックス(副交感神経)させます。
すると、自分の緊張緩和が相手に波及するので緩ませるスピードが圧倒的に速くなります。
緊張した状態で治療してもダメだって事ですね。
④軸圧法
軸圧法は、様々な場面で使えますが、股関節の話して言えば大腿骨を寛骨臼に向かって長軸方向に圧をかけていきます。
すると、大腿骨頭が寛骨臼の方に向かい股関節に付着している筋肉の起始と停止が近づき緩ませられる状態に持っていけます。
ポジショナルリリースと掛け合わせることがベストですね。
⑤筋肉同士のつながり
アナトミートレインを皆さん知ってますよね。
筋膜は、全身タイツのように繋がっています。
なので、1つの筋肉が異常収縮を引き起こし筋膜のねじれを作ると全身に悪影響を引き起こします。
そのため、私は軸圧法+ポジショナルリリース+つながりを使って筋膜を最大限ゆるます方法を
用いてますのでぜひ、活用してみてください。
⑥イメージ法
イメージ法とは、筋肉が緩む状態をイメージすることもそうですし、緩ましたい筋肉の場所や大きさなどを正確にイメージすることで最大限の治療効果を得られます。
ぜひ、実践してみましょう。
⑦エネルギー治療
エネルギー治療は、少し怪しくなるので動画で解説しますね。
興味上がる人はぜひご覧ください。
他にも治療者側の姿勢なども重要なポイントですが当たり前すぎて解説しませんでした。
臨床のヒントになることを祈っております。
筋膜アプローチは、
プレミアムコース4日目で行なっておりますので興味がある人はぜひ‼︎
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
一般社団法人 ALLアプローチ協会
代表 山口拓也