内臓調整

【内臓テクニック】小腸・大腸の6つのアプローチポイント

from 山口拓也 整体院 デスク より

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、 ありがとうございます!


本日は、「小腸・大腸6つのアプローチポイント」について というテーマでお話をさせて頂きます。

小腸・大腸は、非常に重要な役割を持っていて

部位によっても効果が違い癒着しやすいポイントもありますので

ご紹介させて頂きたいと思います。

まずは、小腸についてお伝えさせて頂きたいと思います。

【小腸について】

小腸は空腸と回腸、十二指腸の総称です。

小腸は、長さが6mを超える消化器官で、消化器官の8割を占めている臓器です。

小腸の働きは栄養分の吸収と輸出です。

まずが、十二指腸から解説させて頂きます。

【十二指腸の役割って?】

十二指腸は、C字の形をしていて長さ25㎝です。

4つの解剖学的部分に分かれます↓

①上部:胃の幽門部の続きで潰瘍ができやすい部位でもある。

②下行部:ファーター乳頭(大十二指腸乳頭)、副膵管小十二指腸乳頭が開口

③水平部:下降部の続き

④上行部:空腸へ移行する部分でトライツ靭帯で固定されている部分

主な役割としては、3つあります。

①運動(蠕動運動、分節運動、振り子運動)②消化吸収 ③腸液と消化管ホルモンの分泌

が主な役割です。


【十二指腸でアプローチするポイントについて】

一番重要なのは、下行部の部位にアプローチをします。

この部位は、ファーター乳頭の部分で膵液(トリプシン・キモトリプシン)、

胆汁が流れてきますが平滑筋であるオッディの括約筋が調整しています。


しかし、その部分が硬いと消化液が逆流するリスクなどがあります。

この部位はしっかりアプローチをしておきましょう。



【空腸・回腸の役割】

空腸・回腸では、胃や十二指腸で消化された食べ物をさらに消化し

栄養素を吸収する役割を持っています。

【空腸・回腸のアプローチポイント】

空腸と回腸では、腸間膜が包んでおり神経や血管が豊富にあるので

全体にアプローチする必要があります。

【回盲弁のアプローチの重要性】

回盲弁は、回腸と盲腸の境界にある弁のことです。

別名、バウヒン弁とも呼ばれています。

役割としては、結腸からの逆流を防いでいます。

小腸から内容物が少しづつ送られる部位でもあり毒素がたまりやすい部分でもあります。

アプローチを忘れないようにしておきましょう。


【大腸のアプローチの重要性】

大腸は、消化管の末端の部分でもあり

盲腸ー上行結腸ー横行結腸ー下行結腸ーS状結腸に区分されています。


役割としては、水分の吸収が主です。

ここで内容物は水分を吸収され固形になります。


大腸は全てアプローチすべきですが、

いくつか注意して欲しいポイントがあります。


腸間膜では、横行結腸とS状結腸に腸間膜が通っているので

血管・神経が豊富です。


それに横行結腸は、真横についているので、最も下垂しやすい腸となってます。

リフトを忘れないようにしておきましょう。

あとは、結腸曲の部分も肝臓や脾臓から圧迫される部位でもあり

硬くなりやすいポイントなのでアプローチには必須なポイントとなっております。



【小腸・大腸6つのアプローチポイント まとめ】

①ファーター乳頭部位

②空腸・回腸全体

③回盲弁

④結腸曲(左右)

⑤横行結腸

⑥S状結腸

しっかり上記のアプローチポイントは欠かさないようにしておきましょう。

もちろん評価をしてからですが。

本日の記事は以上となります。

最後まで記事を見て頂きまことにありがとうございました。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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