いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
「胃の内臓テクニックの重要性」
というテーマでお伝えしていきます。
胃ですが、皆様内臓調整は行なっていますでしょうか・・・?
便秘やストレス、左側の症状に関連することが
非常に多いですので記載させて頂きたいと思います。
ぜひ、この記事を読んで
胃の内臓治療を使用していただければと思います。
【胃と便秘の関連性について・・・】
まず、胃には噴門と幽門がある。
噴門:食道とつながっており食物を貯蔵する役割を担う。
噴門:十二指腸とつながっており食物をすりつぶし脂肪を乳化し、たんぱく質を前消化させる。
胃は、胃酸(ペプシノゲン・塩酸)というPH3の強酸で食物を糜汁にさせる。
そのため、胃の段階で強酸の胃酸により消化は行われているのです。
この胃酸がうまく働かないと、胃の消化が行えず便秘の要因となりますので
ご注意ください。
【胃と他の内臓の構造的関係性について・・・】
胃は、面積的に大きく様々な内蔵とのつながりがあります。
そのため、胃下垂や胃が硬くなると他の内蔵に悪影響を及ぼすこともぜひ覚えておいてください。
①横隔膜との癒着
胃横隔膜間膜という膜で繋がっており、
最も癒着する部位といっても過言ではありません。
そのため、
胃下垂や胃の硬さは横隔膜の機能低下を引き起こします。
②脾臓との癒着
胃脾間膜という膜で脾臓と繋がりがあります。
胃と脾臓は繋がっているので
ここにも癒着が引き起こします。
③肝臓と胆道との癒着
こちらは小網を経由して、
肝臓に癒着を引き起こしたり
胃下垂すると肝臓も下垂させてしまいます。
④横行結腸との癒着
横行結腸との間接的なつながりや大網とのつながりで胃を下垂させてしまうことがある。
【胃と痛み・関節可動域との関連】
・左側の関節周囲炎や頚部・上腕に症状が現れやすい
・頭痛にも関連
【頭蓋仙骨療法との関係性】
胃は、食道〜喉頭〜咽頭〜頭蓋底からぶら下がり
筋肉で繋がっているので蝶形骨に影響する。
【胃の治療】
この記事では癒着を引き剥がす治療方法を伝えますが、
片手で胃にコンタクトしたら
癒着している部位を引き剥がしていきます。
【まとめ】
胃の内臓治療は、他の内臓に悪影響を出している要因も
取ることができるばかりか左側の肩周囲の症状改善や便秘の軽減にもつながります。
ぜひ、日々実践していただければと思います。
本日の記事は以上となります。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也