最近、操体法と様々な治療を掛け合わせてアプローチにハマっている山口拓也です。
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さて、本日の記事ですが
「好転反応」について書かせて頂きます。
好転反応は施術中によくある反応ですので
患者さんに対しての説明と評価をしっかり把握しなければいけません。
ぜひこの記事を臨床に生かして頂ければと思います。
【好転反応って何】
好転反応とは、治療の過程で起こる一時的な反応のことで
様々な反応を引き起こします。
例として
・排泄の異常(下痢・多尿)
・胃腸(吐き気・食欲低下)
・痛み
・めまい
・体臭の悪化
・皮膚系の異常(かゆみや発疹)
・めまい
・眠気、頭痛
などなど
様々な反応が起きます。
この原因としては施術により体液循環がアップしたことで
毒素や老廃物が全身に循環してしまうことが要因として考えられます。
(諸説ありますが、今の所この要因が強いと思います。)
他にも施術すると患者さんの感覚レベルがアップ(閾値が下がる)することにより
今まで溜め込んだ症状が表面化することも考えられます。
なので私は施術するときに
2つの理由から好転反応を説明しています↓
①老廃物や毒素が全身に循環してしまう
②感覚レベルのアップにより溜め込んだ症状の表面化
しっかり説明しないと患者さんは分かりませんからね。
しかし、骨格がガチガチ(拘縮→強直の移行期で硬い人など)の人に
無理やり骨格アプローチをして痛みを増悪するなどは
好転反応ではありませんから注意して下さいね。
適切な施術をしていない人の逃げ道で「好転反応」の言葉を使わないようにして下さいね(汗)
重症度が高ければ高い人ほど注意しておきましょう。
【好転反応を減らすためのアプローチについて】
好転反応を減らすためのオススメアプローチがあります。
ぜひ臨床で実践してみてください。
①経絡治療(エネルギー調整)
1つ目のオススメは、経絡調整です。
施術としては、最も好転反応を減らせるアプローチだと思います。
その理由としては、経絡治療はエネルギー治療でもあります
要は気血(体液とエネルギー)の循環を流すアプローチで
体液は身体内のみを循環しエネルギーは身体内と身体外を循環しています。
体液循環アプローチは、身体内に毒素が回ってしまいますが
エネルギー治療は、身体内にある毒素や老廃物を身体外に排泄する役割も持っています。
なので、経絡調整をするとエネルギー循環が良くなり身体外にエネルギーを排泄してくれます。
他にも頭蓋仙骨療法などした際に好転反応が起きた時は
経絡の胆経をやるとすぐになくなります。
理由としては、胆経は頭蓋周囲に流れているので
頭蓋周囲の循環や毒素を流してくれるのに効果を発揮するためです。
好転反応を減らすのに経絡治療を活用してみて下さい。
プレミアムコース4日目で習った人はどんどん活用していきましょう。
②肝臓治療・腎臓治療・小腸・大腸・肺
上記の内臓治療は好転反応を減らすのに役立ちます。
それはなぜかというと、各機能に関係します。
・肝臓が好転反応を減らす理由について
肝臓がなぜ重要かというと解毒機能の8割を持っているからです、
好転反応は毒素や老廃物を循環することによって起こる問題ですから
肝臓の解毒機能が働いていないと余計に強い反応が引き起こされてしまいます。
内臓治療する際や循環を流す際は必ず肝臓からやりましょう。
・腎臓治療が好転反応を減らす理由について
腎臓は10パーセント解毒する機能を持ち排泄する内臓だからです。
尿は毒素を排泄する機能ですから、腎臓の処理がうまくいっていないと毒素が体外に排泄されず
好転反応を減らせる身体になりません。
・小腸・大腸が好転反応を減らす理由について
小腸や大腸も排泄機能を持っており毒素がたまりやすい部位でもあります。
なので、小腸や大腸の腸内環境を変えるアプローチをすることで
好転反応を減らせる状態になっていきます。
・肺が好転反応を減らす理由について
肺は酸素と二酸化炭素を交換する役割を持っているので
二酸化炭素の割合が多い状態で体液循環を促しても
ATPが作れず疲労物質のみ多くなってしまい好転反応が起きやすくなってしまいます。
③筋膜・骨格治療(横隔膜・胸郭)
3つ目の治療として、胸郭周囲の調整も好転反応を減らすのに重要です。
これは、副交感神経を促すという点でも大事ですが
体液循環を促すとほとんどの人が胸郭周囲で流れが悪くなってしまいます。
体液は、上下に流れているので
胸郭周囲には横隔膜があって様々な内臓が詰まっているので流れが悪くなっている人が多いです。
ここのアプローチも忘れずしっかりしておきましょう。
【まとめ】
好転反応を減らすアプローチを書かせて頂きましたが好転反応を完全に出さないっていうのは
無理だと思いますので注意して下さい。
あくまで、極力減らせるようにするためのアプローチです。
悪い反応ではありませんが、しっかりとした説明と好転反応なのかを見極められるかが重要です。
あとは、生活週間でお菓子や水分不足、薬の服用などで毒素が入りやすい生活だと
起きやすくて当然なので生活習慣指導もしっかり行っておきましょう。
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也