その他

めまいの原因・機能障害・徒手アプローチについて

from 山口拓也
整体院 デスク より

いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!

本日は、「めまいの原因・機能障害・徒手アプローチ」について
というテーマでお話をさせて頂きます。

皆さんは、眩暈に対してどれだけの知識と徒手アプローチを知っておりますでしょうか?

眩暈がある患者様に対応できるようにしっかり勉強しておきましょう。

【めまいの原因について】

眩暈は、本来防御メカニズムの1つです。

正常な眩暈は、動きの急激な変化や加速、回転などにより生じて眩暈が現れます。

人は、平衡感覚、視覚、固有感覚の協働が障害されると

眩暈が現れますが最も多いのが内耳の障害とも言われています。

様々な疾患の随伴症状としても眩暈が現れます。

例えば、

・酸素の供給不足

・中毒

・栄養、水分不足

・血圧の変化

・肺疾患や循環器系疾患

などが一般的です。

【日常生活からよく起こるめまいについて】

①急に立ち上がった時に起こるめまい(血圧の低下)

血圧変動を自律神経が上手く調整できず、立ち上がった際に

血圧が下がり脳に送られる血液の量が一次的に少なくなってしまい

クラクラとする眩暈を引き起こしてしまいます。

②過労や睡眠不足、精神的なストレスによるめまい

上記のような原因によるめまいの場合は、めまいの他にも

肩こりや頭痛、耳鳴り、不眠、冷や汗などの症状も引き起こすケースが多い。



③アルコールの飲みすぎやタバコの吸いすぎ

アルコールにより脳や内耳の三半規管を一時的に障害を与える事によりめまいを引き起こす。

タバコには、血管を収縮させて一酸化炭素は血液の酸素を運ぶ能力を低下させて酸素不足を引き起こしてしまいます。この酸欠状態が脳や内耳の働きに影響を与えてめまいを引き起こします。



【めまいの種類・原因】

①回転性のめまい

「目が回る」「天井がぐるぐる回る」などで表現することが多いです。

内耳や脳の影響による眩暈とされています。

疾患:メニエール病、突発性難聴

②浮動性・動揺性のめまい

「体がふわふわ浮いている」「ゆらゆら揺れている」ような眩暈。

症状は軽度なことが多いが、長時間続くことが多い。

疾患:高血圧、うつ病、脳腫瘍、脳血管障害、眼科疾患

③失神性発作

立ちくらみの眩暈で脳に送られる血液の量が一次的に不足される事によって起こる発作です。
起立性低血圧や不整脈などによって起こります。



【めまいを伴う疾患 一覧】

①良性発作性頭位めまい症

頭の位置を変えた時に回転性や浮動性のめまいを引き起こします。

内耳の耳石の影響が原因と考えられており頭部外傷や慢性中耳炎の後などに起こります。

めまいの中では一番多く女性に多い眩暈とされています。

②メニエール病

回転性のめまいと、片側に起きる耳鳴り、難聴の3つが同時に起きてしまい

強い吐き気や嘔吐なども伴います。

過労やストレスなどが引き金になることが多い疾患です。

④高血圧

浮動性・動揺性のめまいや降圧剤によって

血圧低下によるめまいの可能性もあります。


⑤貧血

鉄分不足などが原因で血液中の濃度が下がった状態。

浮動性・同様性のめまいも引き起こす。

⑥脳梗塞

回転性のめまいが引き起こされます。

⑦脳出血

小脳部や脳幹部では、激しいめまいを引き起こします。

【めまいの徒手療法について】

①頸椎調整アプローチ

・C1〜C7のアライメント調整

・後頭下筋群アプローチ

・胸鎖乳突筋アプローチ

・僧帽筋周囲リリース

②顎関節調整テクニック

③硬膜アプローチによる頭蓋と仙骨の統合

④頭蓋仙骨療法(側頭骨・蝶形骨)

⑤側頭筋リリーステクニック

⑥内臓アプローチ(心臓・肝臓・腎臓・腸)

(まとめ)

眩暈に対しのアプローチでは、頭蓋に付着した筋緊張の調整と

静脈血の排泄、動脈流入の改善を促す治療テクニックを行いめまいを改善します。

頭蓋骨は全体の調整が必要ですが、特に側頭骨と顎関節が重要です。

交感神経優位の場合がほとんどなので、副交感神経に徒手テクニックで

切り替えてあげましょう。

【生活習慣指導】

①ビタミンB群をとる

めまいの治療薬にも使われており神経の代謝や睡眠や覚醒のリズムを整えます。


②カフェインの過剰摂取を控える

神経を刺激してめまいを誘発させてしまうので気をつけましょう。


③心身のストレスを溜め込まないようにしましょう(過労・ストレス)

散歩や瞑想、ヨガなど取り入れることをお勧めします


④タバコを控えましょう

血管収縮からめまいを引き起こします。

本日の記事は以上となります。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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