From 山口拓也
埼玉 越谷 治療院デスクから…
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
脈診とは?
というテーマでお伝えしていきます。
正直もう脈診全然しなくなってしまったのですが、
知ってて損でない情報だと思いますので
簡単に説明させて頂きますね!
【脈診って何?】
東洋医学の話になりますが、患者さんの脈で内臓の状態や妊娠の有無、
ストレスのかかり方、風邪のかかる前などを判断できる診断方法ですね。
良く韓国ドラマや歴史のドラマで登場するのがこの脈診です。
私もドラマで数回だけど見たことがあります。
元々脈診は中国で紀元前に生まれたものです。
ここまで話すと理学療法士さんや作業療法士さんは怪しいと思うと思います。
私も怪しい…そう思いました!
しかも、診断だけでなくそこから治療もできるからすごいですよね。
ですが使ってみると案外楽しいもので評価基準が1つ増えて
臨床に取り入れてましたね。今では、脈診なしで評価してしまいますが
1度知らない人は頭の片隅に入れておくといいと思います。
では、やり方を紹介させて頂きますね!
正直やり方もたくさんあるし私も深くまで把握していないので、
一般的な方法を理学療法士、作業療法士向けにご紹介致します!
近くに鍼灸師さんがいらっしゃればそこから聞いてみてもOkです。
【脈診の方法って?】
一番ポピュラーで簡単かつ有名であれば、六部定位比較脈診だと思います。
と言っても分からないとは思いますので、具体的な方法としては…
①手首に3本の指をあてる(脈が触れることろ)。
指先が触れる場所は、手首遠位側から寸、関、尺と呼ばれ
それぞれの場所で感じる脈を個別に評価していく。
これを両手同時に行いそのバランスなどから病状を読み解く。
脈の強さがそれぞれ違うので感じてみてください。
難しいですが、私は内臓の状態を評価するためだけに最初は行っていました。
本来は、28種類の脈系から状態を見極めるのですが難しいですからね…
下気に内臓との関係を記載しておきます!
●左手
心→寸(遠位の方)
肝・胆→関(真ん中)
腎臓→尺(近位)
●右手
肺→寸(遠位)
脾・胃→関(真ん中)
腎→尺(近位)
【まずは、何も考えずに脈診をやってましょう。】
脈は、とても変化しやすく日常生活でも朝と夜は比較的ゆっくりしているが
日中の仕事中などはやや早く脈に変化が出ている。
通常の脈がどの程度かを理解していれば、日々の変化を感じると思います。
例えば、脈の深さを感じる際に本来であれば少しだけ圧迫した際に
最も強い脈が普通なのですが違う場合があります。
それは、風邪の時などに起きて「浮脈」といって圧迫し始める前に
最も強く脈を触れます。
そういう場合は、風邪の引きはじめの可能性があります。
免疫系の機能が上がっている証拠ですね。
他にも、妊娠したときは血流量が増えて「ドクンドクン」と
脈が強く振れられます。
まるで、球が転がっているくらい感じてきます。
【まとめ】
脈診は、その人の状態を分かりやすく感じられるので
意識してみてみると良いと思います。
興味がある方は、評価基準として勉強すると良いかもしれませんね!
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!
それでは、また明日!
山口 拓也