皆さんこんにちは!
ALLアプローチ協会代表の山口拓也です。
いつもALLアプローチ協会公式ブログをお読み頂き、
ありがとうございます!
今回は、理学療法士、作業療法士、柔道整復師に向けて
内臓調整 心臓編
というテーマでお伝えしていきます。
私が越谷で腰痛専門整体院にて開業しているのですが、
心臓が原因の腰痛は少なからずいらっしゃいます。
ぜひあなたも心臓リリースができるようになって
内臓治療をマスターできるようにと記事を書かせて頂きます。
昔に心臓治療の反射点やどんな人に内臓治療の心臓をやるのか
などを書いている記事がありますので、
今回はさらに詳しく書かせて頂こうと思います!
【心臓の解剖学・生理学】
内臓治療では、イメージや生理学を把握しなければ
使いどころが分からなくなってしまうので
生理学や解剖学から解説させて頂きます!
(解剖)
・重さ:300g
・心室中隔によって右心、左心に分かれている
・右心と左心には、それぞれ心房と心室があり房室弁で隔たれている
・体内の血流は、上下大静脈を通って右心房に流入する。
上大静脈は上肢+頭部領域からの血液を集める中心的な静脈です。
下大静脈は、腹部、骨盤、下肢からの血液う運搬する
・呼吸によって心臓の高さに変化があり呼息時にはT10の高さ
(心臓最下点)、吸息時には椎骨1個半分ほど下方に移動あり
・心臓は、安静時に体全体の約10パーセントを消費し
身体活動時には最大40%酸素を消費する
・心臓自体の酸素消費では75%を冠状動脈で消費するため、
酸素の需要が高まっている場合は循環を高める必要あり
【心臓評価】
■心臓を様々な視点から評価
・鎖骨、肋骨弓の高さ
(低くなっている場合、心臓が下垂している可能性あり)
・脈診(脈の強さや打ち方で判断)
・反射点の硬さで判断
・関連している頭蓋骨の硬さで判断
・問診(身体的、精神的ストレスにて判断)睡眠不足やストレス、
疲労感、たばこ、食事などを問診…
・関連部位を確認(左肩周囲の痛みや肩こりなどを確認、
ディープフロントラインである大腰筋などの硬さを確認)
■反射点
⓵左母子球中央
②下肢腓腹筋アキレス腱移行部(左)
③体幹左第2肋骨中央
④上腕内側
⑤胸椎1番
■関連している頭蓋骨
・蝶形骨
■関連している筋膜ライン
ディープフロントライン…斜角筋や大腰筋、後脛骨筋など!
以前に筋膜ラインの解説をしていますので、ぜひ探してみて下さい!
【内臓治療 心臓編】
心臓治療で大事なのは、
やはり心臓を3Dでしっかりイメージできているのか…
心臓の位置や傾きなどを把握しているのか…
治療する際に自分の身体が緊張していないかなど…
後は、心臓治療する際はどんな状況で使うのかを
はっきりわかっていると良いですね!
【どんな人に治療するの解説編!】
前回も話しましたが、循環器系の問題になります!
■自律神経障害編
⓵冷え性なども行います!冷え性の患者様の場合は、
心臓だけでなく脾臓や肝臓、胸腺など複数の内臓アプローチが必要ですね。
②高血圧も当たり前ですが、行います!
しかし、低血圧の場合はどのように治療するべきか
考察する必要がありますね!
もちろん、高血圧でも腎臓由来の場合もありますので
他の内臓にも目を向けてみましょう。
③頭痛もですね。蝶形骨と関連しているので是非行った方がいいと思います
④ストレスがかかっている人にも
心臓に負担がかかっている患者さん非常に多いのでやりましょう!
基本的には循環器系なので、循環改善する際に行ってください!
■痛み
左側の肩こりやディープフロントに心膜が入っているため、
心膜の硬さが大腰筋や斜角筋を硬くし腰痛にさせるケースがありますので
是非行ってみてください!
脊柱管狭窄症の患者様などは、
心臓→大腰筋を硬くさせ腰痛になっている患者様も少なくありませんね。
【まとめ】
本日は、内臓治療の心臓編を書かせて頂きました。
実際の治療は、言葉では言い表せないことが多いので
いつか学ぶ際には生理学や解剖学、どんな症例に使うのかを
しっかり頭に入れて欲しいと思います!
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!
それでは、また明日!
山口 拓也