筋膜リリース

横隔膜リリースの重要性 ストレッチ・呼吸・鍛える方法

みなさん こんにちは

ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です。

本日は、「横隔膜」について書かせて頂きます。

みなさんは、どれだけ横隔膜の重要性について知っておりますでしょうか?

横隔膜を鍛えるメリットや重要性について書かせて頂きたいと思います。

その前に基本的なことから書かせていただきますね。

【横隔膜の基礎・基本について】

起始:腰椎部、肋骨部、胸骨部

停止:健中心(上に心臓や肺をのせている)

作用:胸腔を陰圧にする(吸気)

神経:横隔神経 髄説:C3、4、5

※横隔膜は骨格筋で随意筋です。しかし、睡眠中は、脳幹からの信号で運動をしております。

(横隔膜を貫く3孔)

①大動脈裂孔

横隔膜の腰椎部にあり、腹部大動脈と胸管を通す。

②食道裂孔

食道および迷走神経を通します。

③大静脈孔

下大静脈および右横隔神経を通します。

【横隔膜はインナーマッスルの1つ】

横隔膜は、インナーマッスルでありコアマッスルの1つです。

横隔膜が使えないと、アウターマッスルである腹直筋や脊柱起立筋などが優位に働き

体にの負担が大きくなってしまいます。

体幹のインナーマッスルである①腹横筋 ②多裂筋 ③骨盤隔膜 ④横隔膜はしっかり働けるようにしておきましょう。

【横隔膜などの隔膜系をアプローチしよう】

隔膜は水平についているので

体液自体が上下に流動しているから

流れを止めてしまいます。

体液の流れが止まることによる症状は数え切れません。

体液循環のためにもしっかりアプローチをしましょう。

【DFL 横隔膜はディープフロントラインの1つ】

横隔膜は、ディープフロントラインの1つです。

深層部の筋膜ラインで肩こりや腰痛、前後のバランスなどに非常に関連してくるので

ぜひ知っておいてください。

【横隔膜の硬さが起こすデメリット】

①自律神経が乱れる

呼吸自体が浅くなると交感神経優位になり

内臓機能低下や肩こり、ホルモンバランスの乱れなど病気の元になります

②肩こりや腰痛になる

横隔膜が使えないと呼吸補助筋が硬くなり

肩こりや腰痛の元となってしまう。

③体液循環が悪くなる

自律神経が乱れるのもありますが、先ほども話した通り

横隔膜は、名前の通り水平についています。そのため、体液循環を阻害する要因となります

④代謝が落ちます

横隔膜が使えない人は、代謝が落ちてダイエットなどが上手くできません。

どんどん太る原因になってきます。

【横隔膜を硬くする生活要因】

・猫背

・ストレス

・糖質の摂りすぎ

・緊張

・口呼吸

・睡眠不足

・カフェイン

などなど

交感神経優位になって胸式呼吸メインになってしまうとすぐ硬くなりますね。

本日の記事は以上となります。

最後までお読み頂き有難うございました。

少しでも生活や臨床のヒントになると幸いです。

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一般社団法人 ALLアプローチ協会 代表 山口拓也

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