いつも当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます♪
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也です!
今回は、
【内臓治療で「胃もたれ」と「胃のムカムカ感」を改善させる方法とは?】
というテーマでお話していきます。
今日は少し変わったテーマでお話をしていきますが、
実は、「胃もたれ」と「胃のムカムカ感」は、
内臓治療で改善させることができるんです!
臨床上あまり診ないとは思いますが、、
私は整体院に来られる患者様を診ていまして、
食べ過ぎなどで胃の不快感を訴える方や、
リウマチや便秘、下痢など、
自律神経障害がある方などは、この胃の不快感に悩まされている方、
結構多いです。
そんな患者様に対して、
栄養指導も根本的にもちろん大事ですが、
内臓治療を行うと、
その場で、
「胃もたれ」や「胃のムカムカ感」
が解消する患者様が多くいました。
また、胃の不快感が取れたことで、
首の痛みや腰の痛みが改善する患者様もいました。
胃は、
頸部や肩の筋膜、横隔膜ともつながっているので、
当然影響を及ぼす可能性があります。
胃もたれからくる腰痛や頸部痛にも、対応できます。
では、一体どの内臓にアプローチをしたら良いのか?
詳しく解説していきます。
<胃もたれに対応できる内臓治療>
① 膵臓
② 胆のう
③ 十二指腸
④ 胃
⑤ 肝臓
が主に原因となりやすい内臓になります。
膵臓は、「膵液」という液体を外に分泌します。
この液体には、「トリプシン」や「キモトリプシン」
といった、「消化酵素」が含まれています。
トリプシンやキモトリプシンは、タンパク質を分解する酵素で、アルカリ性の物質になります。
また、胆のうは胆汁を貯蔵している臓器です。
胆汁は、身体に不要になった老廃物も含まれていますが、
「リパーゼ」という脂質を分解する消化酵素が含まれています。
胆汁は膵液同様に、「アルカリ性」の液体です。
十二指腸は、膵液と胆汁が集まるところになります。
解剖学的に細かく説明すると、十二指腸乳頭(ファーター乳頭)から、
膵液と胆汁が十二指腸内に分泌されます。
そして、胃酸で半熟状になった食べ物が、
この十二指腸でさらに分解され、小腸に送られます。
この段階で、強い酸にかかっている食べ物を、
アルカリ性の超過液で中和されて、小腸に送られます。
しかし、食べ過ぎによって、胃酸が多量に排出されたり、
胆汁や膵液が十二指腸内に十分分泌されないと、
・なかなか小腸に送られない。
・酸性の食物が中和されずにそのまま小腸に送られる。
ために、「胃もたれ」、「胃のムカムカ感」を生じます。
なので、膵臓と胆のうの硬さをとり疲労を取り除くことと、胆汁と膵液が分泌する
十二指腸乳頭の硬さを取り除くアプローチで、
「胃もたれ」、「胃のムカムカ感」の解消に繋がります。
実際、この3つの内臓のアプローチで、7~8割の患者様の症状が緩和されたので、是非試してみてください。
そして、「胃」自体の硬さが原因の人もいます。
また、胃と肝臓が、筋膜で連結しているので構造的に、胃と肝臓の間で癒着が起きて、
症状が起きているケースもあります。
また、肝臓の疲労があると、
胆汁が十分に生成されずに、
その状態の人が、脂っこいものを多量に食べてしまえば、
十二指腸で十分に分解が行えずに、症状を引き起こすことにもの繋がります。
【まとめ】
今回は、「胃もたれ」、「胃のムカムカ感」
に対する内臓アプローチについてご紹介しました。
① 膵臓
② 胆のう
③ 十二指腸
ほとんどの患者様は、
この3つの内臓の硬さや疲労が原因で、
症状に繋がっている方多いです。
そして、
④ 胃
⑤ 肝臓
が原因の人もいるので、
チェックしてみてください。
最終的には評価が大事ですので、
触診や反射点の硬さや圧痛を診ていき、
問題があれば治療するといったステップを踏んでくださいね。
本日は以上になります。
最後まで当協会の公式ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました♪
ALLアプローチ協会 代表 山口拓也